消費税アップでオンラインゲームのアイテム課金が値上げ

消費税アップでオンラインゲームのアイテム課金が値上げというわけが分からない仕組みをとっている会社がある。
それにしても今回の値上げに準じる便乗値上げとも思える価格改変するサービスの存在は実に痛々しい。

ゲーム内のコンテンツ課金にまで消費税を取る理由は正当なのか?

【重要】消費増税に関するお知らせ 魔法少女まどか☆マギカ オンライン

この告知を見てびっくりした。
なぜなら今まで内税だったということであるからだ。

ドメイン事業者も同様で、以前の価格には内税は設定もとい表示が無い。

レンタルサーバーの費用が価格改定があったりしたのは、サーバーの費用や電気代というコストが掛かるサービスを利用しているので消費税が掛かることは当然だと思ってはいたが、ゲーム内のアイテムまでもが消費税対象だったというのは元々考えていなかった。
定額制の月額課金とかであれば消費税反映で値上げされるのなら当然に感じるがゲーム内アイテムだと是と思っていなかったからだ。ゲーム内のアイテムの購入に消費税が打倒なのかどうかはやはり疑問視すべきだろう。デジタルデータとしてローカル端末にダウンロードできるわけでもなく一生保持できる権利が存在しないアイテムを購入するのに消費税というとどうもピンとこない。

検索して気付いた事としては 対価性 という観点から掛かるということであるならアイテム課金でも消費税が掛かるのは理解できるが、これだと海外にサーバーや運営を置いて日本国内向けにサービス提供した方が利益は高くなる気がする。国策としてどうなのよという印象が強い。

普通に考えると商品を販売している限りは日本国内の消費に消費税は課されるが「税込表示」が義務づけられているために今まで盲点な気がした。インターネットサービスはここ15年程度の普及であり、消費税が3%→5%に切り替わった1997年頃だとADSLすら普及はしていなかったのだ。(ISDN以前のダイヤルアップ時代である)

2015年には消費税が10%になる予定だが確実にデジタルコンテンツの消費やデフレで安くなっていた各種商品の需要や利用が下がる可能性が強い気がする。このままだと、日本の所得格差と底辺層の暮らしは厳しくなるばかりだろう。

税金から考えるゲームの運用

ただこのゲームの「魔法少女まどか☆マギカ オンライン」に関してだけは、そろそろ利用ユーザーも離れる事を見越して便乗値上げな感じがしなくもない
そんなことは無いだろうけどやけになった値上げ感がある。
105%が100円で108%が110円という事もないだろう?価格基準が変に見える。
突っ込むとするなら消費税だけでなく会社の運営に関する商品の値上げだろうとは思うが、アイテム課金の製品が値上げされたら冷めるだろう?
普通に何本もリリースするサービスであれば、
2012年から魔法少女まどか☆マギカ オンラインはサービス開始なのだから、価格は据え置きでサービス開始の時点から消費税も考えておくべきなのでは?と感じる。
今回の値上げによってアイテム課金のためにチャージするユーザーは、確実に減るだろう。
むしろサービス終了すらも見越した上での値上げかもしれない。

今後

次回の2015年までに果たしてサービスが残っているかどうかも怪しい感じすらする。
今のところ2014年の4月に新編劇場版まどかマギカのBD/DVDが発売された後に原作のアニメは多分次回作は無いだろうと考えるのが妥当に感じるので、このゲームも持たない気がする。
どちらにしても長期運用を前提とすると、キャラクター物はオンラインゲームには向かないのかもしれない。

追記

このタイトル以外にもゲームでは「バンダイナムコ」なども消費税アップに乗じて値上げを行った模様。

  • バナコインの価格改定のお知らせ
    2014/03/14 10:00

    いつも『バンダイナムコID』をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
    2014年4月1日(00:00)販売分より、下記の通りバナコインの価格改定をいたします。
    https://www.bandainamcoid.com/portal/info?mode=detail&id=44

  • 【PSO2】消費税法改正に伴う有料アイテムの変更と、一部アイテムの購入者特典が発表
    公開2014年02月01日(土) 09:39
    http://butatogame.blog.fc2.com/blog-entry-1576.html
  • PSO2は若干その後の対応に変化がある様子。http://pso2.jp/players/news/?id=3009

    消費税が始まる以前から存在していたような会社でも、サービスの代金に消費税を盛り込んでいなかったのか?と思える便乗値上げは実に多く見受けられる。一般的なレンタルサーバーなどは525円などのように消費税と分かりやすい価格表記だったが、きっちりと100円などで販売しているwebサービスコンテンツは、どこもかしこも便乗値上げだ!と騒がれるのは道理だと思う。万一消費税が10パーセントになることを考えて110円に値上げなのだとは考えられるが、企業のあり方としてこのような中途半端な価格付けは客が離れるだろう。

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    図解 ひとめでわかる消費税のしくみ

  • メーカー: 小澤 善哉
  • 出版社: 東洋経済新報社
  • 発行日:2013-11-29
  • 図解 ひとめでわかる消費税のしくみ

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