佐賀県が全公立高校でタブレットを購入させるという金額がどうも焦点になっているニュース記事があったのですが、
佐賀県の公立高校は通信インフラなどは万全なのだろうか?
インフラ費用のコストはどこで負担するのだろうか?
システムの費用とかは無駄に掛かるのでは無いだろうか?
といった基本的な疑問が妄想されるわけですが、
ひとまず、windows8のタブレットを「標準教材」として購入を義務付けするようなのでハード中心で気になる事を思い浮かべてみる。
ソース:県立高のタブレット端末 生徒負担は5万円
佐賀新聞の2013年09月04日更新記事より
県教育委員会は3日、来年度から全県立高校の1年生が購入するタブレット端末の自己負担額は一律5万円になると明らかにした。現時点で端末価格は未定だが、5万円を超えるのは確実で、超過分は県が補助する。各家庭の経済状況に配慮した補助制度は創設しない。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2544580.article.html
ちなみに、ハードの価格と「デジタル教材」は別途価格らしい。
この5万円で購入した端末は、卒業する頃には1万円の価値もないものになっているんだろうなというのはハードの鮮度だったりする。
まぁ使いまわす事は出来ないだろう。
疑問点
教科書は壊れないしかしタブレット端末は落としただけでも壊れる可能性は多々ある。
一冊破損したら1冊買い足せばいいだけだがタブレットは丸ごと買い換えないといけない。ヒビが入った程度で済む故障で済むとは到底思えない。
雨に濡れたりしただけでも当然壊れる可能性は高いだろう。
データの復元などはストレージででも管理するのだろうか?
教科書だと落書きされようとも使えるわけだが、いじめられっこの端末が毎回割られていたり傷をつけられていたら眼も当てられないことになる。
ある程度の保障は込みでこの価格帯なのだろうか?或いは強固なハードなのか?
バッテリーの劣化は充電→消費→充電を繰り返すごとに容量も減る。
1年で何十%ともいわれる。数年使うと本来の50%も充電できないこともある。
バッテリーの交換よりも端末買い換えたほうがという事は多々でてきそう。
CPU等は毎年スペックは高上している。
タブレットは2年も使えば2シリーズ位古いものになるだろう。
修理するよりも買い替えという事になる。
中古品が出回ったりするのだろうか?
或いは一般市場の物で代価は融通利かせるのだろうか?という疑問点が残る。
既存の公立高校にLANケーブルがどの教室にも施設されている学校が多数あるとは思えない。
無線環境を構築するにしても施設費用は多額で掛かりそう。
万一、事前にダウンロードして利用ということだと、タブレット端末を導入する利点が存在しない気がする。
「端末の更新」や「デジタル教材」のアップデートが学校内で行えないといった悲惨な現実だったりしたら実に使い物になら無いと思う。
学校とかがセキュリティーで外とつながず完全なローカルネットワークでのみだとも思えないので、若干気がかり。
万一悪意のあるソフトに感染した端末で登校してきた生徒がいたとして全体がやられたりしたら笑えるのだが。
普通に考えたら5万円一回払えば済むとは到底思えない。3年間使うとなると、中には数回壊す生徒が出てくる可能性もあると思う。
現状高校の生活シーンという場で耐えうるタブレット端末という物が想像できないのだが、物理的に特殊で強固な端末でも用意するのだろうか?
端末は教科書と同様、全員に購入してもらう。
という文言があるので、教科書を全てタブレット端末にするという印象でもないので、ハードを酷使することは無いと思われるが、それだと一層5万円という端末価格は高いと感じるのでした。
KEIAN アンドロイドタブレット 7インチ ブラック M702S
アンドロイド端末だとタブレットの価格は¥ 6,815円という状態の2013/10月30日現在。
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