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ほぼ日の株主ミーティング2025に行く。年に一度の「ほぼ日の日」のこと

ほぼ日の株主ミーティング2025に行った話
この記事には、ちょっとだけ“おすすめしたいもの”がまぎれこんでいます。

高松から東京へ。マリンライナーと新幹線の道のり

ほぼ日の株主ミーティング2025に行く。
年に一度の「ほぼ日の日」を、今年はどんなふうに過ごそうか――
そう考えたところから、この旅は始まった。

今年は、前日にマリンライナーと新幹線で東京まで出ることにした。
去年は当日の朝一に出発して、新幹線が遅れに遅れて、
危うく遅刻しそうになったからだ。

せっかく年に一度の“ほぼ日の日”なのだから、
ぎりぎりで駆け込むよりも、前の日からゆっくり向かいたい。
そう思って、一泊ぶんの時間をまるごと足した。
それだけのことなのに、旅がすこし「ごほうび寄り」になった気がする。

高松駅のホームには、マリンライナーが停まっていた。
いつもと同じ車両のはずなのに、「きょうは株主総会に行くんだ」と思うと、ドアが開く音まで、すこしよそゆきに聞こえる。

行きのマリンライナー高松からマリンライナーと新幹線に揺られて東京へ。行き慣れた道なのに、この日は少しだけ胸の奥がそわそわしていた。

瀬戸大橋を渡るころ、窓の外にはゆるやかな海がひろがっていた。
ほどよくあたたかい日で、
季節でいえば冬のはずなのに、どこか春の手前みたいな気配があった。

瀬戸大橋瀬戸大橋を渡るあいだだけ、電車は少しだけ「船のきもち」になる。

新幹線の車窓から、きれいに雪化粧した富士山が見えた。
「あ、富士山だ」と心の中でつぶやいて、しばらく眺める。
言葉にするほどでもないまま、
なんとなく気分だけが、すこし上向きになった。

富士山きょうの富士山は、いい。
そう思えるだけで、旅がひとつ明るくなる。

前泊のビジネスホテルと、紙袋に入った一本のジェル

泊まったのは、ごくふつうのビジネスホテルだ。
部屋に入ると、ベッドと小さな丸テーブルと、壁いっぱいのカーテン。
十分といえば十分で、飾り気のない一晩の基地みたいな部屋だった。

テレビの横には、紙袋がひとつ。
あしたの株主ミーティングで行われる「大プレゼント交換会」に持っていく品だ。
小豆島の井上誠耕園の「うるおい素肌ジェル 100g」。
旅の荷物のなかで、ここだけ少しだけ“香川県から連れてきたもの”という印がついている気がした。

泊まったホテル前泊したビジネスホテル。テレビ横の紙袋の中には、大プレゼント交換会に持っていく井上誠耕園「うるおい素肌ジェル」が入っている。

神田スクエアに集まる「ほぼ日のファン」たち

翌日。
会場である神田スクエアへ向かった。
開場は11時30分。
その時間に合わせてビルに入り、エスカレーターを上がっていくと、
受付の前には、すでに「ほぼ日のファン」らしい顔をした人たちが並んでいた。

ほぼ日の株主ミーティング2025の看板。ほぼ日の株主ミーティング2025。
会場に足を踏み入れた瞬間、この看板が静かに迎えてくれた。

受付で黄色いストラップと名札を受け取り、
「大プレゼント交換会」のプレゼントを預ける。
胸元の名札には「株主さま」の文字。
番号は 000636。
小さなプレートを指でなぞりながら、
「ああ、ほんとうに株主として招かれているんだな」と、じわっと実感しているところだ。

株主の目印「株主さま」と書かれているけれど、
なんだか“お客さん”でも“友だち”でもあるような気がした。

席には、レポートのような冊子とボールペン、それからクマのクッキーとドリンクがひとまとめになった袋が置かれていた。

そっと袋を開けて、中身をひととおり確認しただけなのに、
 「新学期の前に、ランドセルの中身を確かめている小学生」みたいな気分が、ちょっとだけ戻ってきた。

クッキーとレポート袋の向こうに、今日の始まりがそっと並んでいた。
ほぼ日のかわいいペットボトルクマのイラスト入りドリンク。
ラベルをぐるりと一周眺めてから、
「じゃあ、はじめますか」という気持ちでキャップを開けた。

12時30分、岩尾俊兵さんの講演と糸井さんとの対談

12時30分。
ステージに、自然と視線が集まっていく。
ここからは、岩尾俊兵さんの講演と、糸井重里さんとの対談の時間だ。

硬い「講演」というより、
 本をひとつ開いて、その続きのページをいっしょに読んでいくような時間だった。
スクリーンに映る文字を追いながら、
ところどころで、会場の空気がふっと笑ったり、すこし静かになったりする。

そして岩尾さんと糸井さんの対談。
内容としてはさっきの続きのはずなのに、
糸井さんが口を開くと、
どこか「自分の日常のこと」を聞いているみたいになる。

対談中の糸井さん糸井さんがしゃべると、会場の空気がひとつ深呼吸する。
そんな不思議な時間の、どまんなか。

空気が変わる14時。株主総会と、ちょっとざわつく質問会

14時からは、いわゆる「株主総会」の時間になった。
株主総会の時間は空気が変わった。
会場全体に、すこし背筋が伸びるような緊張感が流れる。

事業報告や数字の話、議案ごとの説明が順番に進んでいき、
「ここ一年で何があって、これからどこへ向かうのか」が、
まとめて確認されていく時間だった。

15時15分からは、その流れのまま、役員と乗組員への質問会へ。
マイクが客席側に向かい、ぽつぽつと手が挙がる。
数字のこと、サービスのこと、日々の仕事のこと。
それぞれの質問に対して返ってくる言葉を聞きながら、
「この人たちが、それぞれの持ち場で“ほぼ日”をやっているんだなぁ」と
静かにうなずく時間になった。

株主総会と質問会の時間には、
かなり感情を込めて批判する女性の株主がいた。
たしか、去年も似たトーンの声を聞いた気がする。

また、質問の打ち切りについて強く「おかしい」と主張する男性もいた。
マイクを握る手つきや声の張り方に、
納得できない気持ちがそのまま乗っているようだった。

もちろん、それも株主としてのひとつの姿なのかもしれない。
けれど正直なところ、ぼくは心のどこかで、
「そこまで気に入らないなら、株を手放して、
 もっと好きになれる会社を応援したほうが楽なんじゃないかな」
と思ってしまった。
そんなことを考えている自分にも、少しだけ苦笑いしながら、
静かにそのやりとりを見ていた。

16時20分、大プレゼント交換会。そして高松へ帰る

16時20分。
「大プレゼント交換会」の時間になった。

ほぼ日の乗組員さんたちが、合図とともに一気に動き出す。
さっきまでぎっしり並んでいた椅子が、見る間に片づけられていく。
数分前まで“株主総会の会場”だった場所が、
あっという間に“遊び場”みたいな空間に変わっていくのがおもしろい。

ガランとした床の上に、いくつか円形のシートが敷かれていく。
その上に、預けておいた紙袋や箱が、次々と並べられていく。
ざっと見たところ、プレゼントは約500個。
円のまわりをぐるりと囲むと、「なんだこれは」と笑いたくなる光景だ。

合図とともに音楽が流れ出して、
ぼくらはそれぞれ、好きな円のまわりをぐるぐる歩きはじめる。
音楽に合わせて、ぐるぐる、ぐるぐる。
大人がこれだけの人数で“プレゼントのまわりを回っている”という事実が、
すでにちょっと可笑しい。

音楽がふっと止まったところで、その場にいちばん近いプレゼントが、自分のものになる。
ぼくの手元にやってきたのは、
小さな箱に入った、携帯用のスピーカーのようなものだった。
どこの誰かのプレゼントかは分からないけれど、
「これ、いいかな」と思いながら選んでくれた人の顔を、
勝手に想像してみる。

大プレゼント交換会でゲットしたプレゼント知らない誰かが選んだものを、
知らないぼくが受け取る。
そこにちょっとした物語がある。

そして、ぼくが持ってきた井上誠耕園の「うるおい素肌ジェル」は、
どんな人の手に渡ったんだろう?
香川県から連れてきた小さな一本を、
見知らぬ誰かが、どこかの家で開けてくれている。
そう思うと、それだけでちょっと、うれしくなる。

大プレゼント交換会の糸井さんだれかの贈りものを、だれかが受け取る。
その “めぐり” の真ん中に、静かに糸井さんが立っていた。

大プレゼント交換会が終わると、もう高松へ戻る時間だった。
会場を出て、そのまま駅へ向かう。

新幹線を乗り継いで、マリンライナーに乗り込む。
行きと同じルートのはずなのに、
車窓の景色だけが、「きょうは特別な一日だった」と
そっと教えてくれているように見えた。

ほぼ日の株主ミーティング2025のお土産株主ミーティングのお土産は、どれも実用品なのに、
使うたびに“その日”を思い出す仕掛けがある。
靴下はやさしく、バンダナは元気に。気分まで着替えられそうだ。


「ぜんぶを理解できなくても、
『行ってよかったな』だけがポケットに残る日がある。
そんな一日を、ときどき思い出せたらうれしいです。」

ほぼ日の株主ミーティング2025|よくある質問(Q&A)

Q. ほぼ日の株主ミーティングには、どうやって参加するの?

基本的には、ほぼ日の株主に向けたイベントです。
招集案内やお知らせが届いた人が、案内に沿って申し込みをして参加します。

ぼくが参加したときは、株主本人に加えて「同伴者を1名まで追加」できる形でした。
ただし、同伴の可否や人数、申し込み方法は年によって変わる可能性があるので、
その年の案内をよく読むのがいちばん確実です。

Q. 服装はスーツじゃないとダメ?

スーツの人もゼロではありませんでしたが、
ぼくが見たかぎりでは「カジュアル寄りの服装」の人が多めでした。
きれいめの普段着や、少し整えた私服くらいの雰囲気です。

いわゆるリクルートスーツでビシッと決めている人は少なくて、
「人前に出ても気持ちよくいられる格好」であれば大丈夫そう、
という印象でした。

Q. 大プレゼント交換会のプレゼントは、どんなものを用意すればいい?

今回ぼくは、小豆島の井上誠耕園の「うるおい素肌ジェル」を持っていきました。
地元のものや、自分が「これ、好きだな」と思えるものを選ぶと、
受け取った人にも気持ちが伝わりやすい気がします。

それから、個人的におすすめなのは、プレゼントに手紙をそえることです。
「なぜこれを選んだのか」「どんなふうに使ってほしいか」など、
短いひとことでも書いておくと、見知らぬ誰かとのつながりが
ちょっとだけ近くなる感じがします。

なお、価格帯やサイズなどの注意点は、その年の案内に書かれているので、
参加前に必ず最新の案内を確認しておくと安心です。

🎁 ぼくが大プレゼント交換会に持っていったものを。

こんなのもあってね。うん、あるんです。


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【合同会社桔梗企画:代表】 家族の中心にいるのは、アビシニアンの“アビ蔵”。 そのアビ蔵の『たそがれタイム』に、そっと寄り添う妻。 そして、ぼく。三人暮らし、みたいなものです。 今日もなんとなく、いい日を過ごしています。 書いているのは、猫のことだったり、 ちょっといい物のことだったり、 気がつけばおいしいものの話だったり。 なんの役にも立たない日もあります。 でも、「なんか、好きだな」って思えることを、 すこしずつ集めて、生きてるような気がしています。 最近、「nufufu.com」のドメインを取得しました。 以前までの「ぬふふ.com」の人とは別人です。
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