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ネットで届いたのは、アビ蔵の“たのしみ”だった
ネットで買ったものには、
ときどき、猫の夢が入っていることがある。
今回、それが “梱包材” だった。
「おはげ(アビ蔵のこと)とね、梱包材で遊んでたよ」
そう言いながら、妻がスマホを見せてくれた。
画面のなかには、クラフト紙のなかに潜むアビ蔵がいた。
まるで、森にひそむハンター。
目がきらきらしていて、
すこし誇らしげで、
すこし無防備だった。
「ここがぼくの秘密の入り口。」紙のすきま越しにのぞく瞳が、まるで森の中のスナイパー。好奇心とワクワクが混ざった目。
写真が語る、“そのとき”の気配
ぼくは、その場にはいなかった。
遊んでいたときの様子は、全部、妻が撮ってくれていた。
けれど不思議なもので、
その写真を見たとき、
「たのしかったんだなあ、きみは」と、ちゃんと分かった。
クラフト紙のすきまから、こちらをのぞくその目が、
ぜんぶを語っていた。
「なに見てるの、って顔をしてるけど、ほんとはうれしい顔。」冒険の途中でカメラに気づいた、ちょっとはにかんだ表情の一枚。
猫にとって、クラフト紙は遊園地かもしれない
音、形、影。紙って、すごい
あとで見返してみたら、
クラフト紙のなかのアビ蔵は、完全に“主役”だった。
ガサガサという音。
かさなる影。
ときどき顔を出しては、また引っ込む。
そのくり返しが、
なんともたのしそうで。
「もう、ぼくごと巻いちゃえばいいじゃない。」ハンターの名残を残しつつ、もはや紙と一体化してるアビ蔵。これはこれで、最新ファッションかも。
遊び終わったあとの顔に、すべてがある
そして、たっぷり遊んだあとのアビ蔵は──
キャットタワーの上で、あの顔をしていた。
すこし満足していて、
すこしすねていて、
そして、たぶんちょっと眠かった。
「きみたち、見てたのかい?」遊び終わったあとに撮られた、ちょっぴり“達観モード”のアビ蔵。すこしすね顔、でもどこか満足げ。
おもちゃじゃなくても、おもちゃになる
梱包材の中に、夢があった
なにが「おもちゃ」になるのか、なんて
人間が決めることじゃないのかもしれないな、と
アビ蔵を見ていると、そう思う。
たぶん、彼のなかでは、
あのクラフト紙は“迷宮”であり、“秘密基地”であり、
そして“きょういちばんのたのしみ”だったのだ。
📦
「中身よりも、外側のほうが面白いこともある。
それって、案外ほんとうのことなのかもしれません。」
🐾 似たような、でもちょっと違う日もあります。
Q&A|猫が選ぶ“たのしみ”は、いつも想定外。
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