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福島に帰ると、朝はだいたい、そぼろパンから始まる。
ひんやりした台所。
袋からそっと取り出したそぼろパンの表面には、
うっすらと甘い香りがのっている。
その瞬間、あぁ帰ってきたな、と思う。
ふわっとしたパン生地に、ザクッとしたそぼろ。
派手じゃないけど、飽きのこない、あの味。
“ただいま”と“いただきます”の間には、
いつもこのパンがある気がする。

どうしてこんなに仲がいいんだろうってくらい、ぴったりくる。
保原町の「大橋パン店」
そのパンをつくっているのが、
福島県伊達市保原町にある「大橋パン店」。
昔からそこにあるような、やさしいたたずまいのパン屋さん。
陳列棚には、いまどきじゃないけど、ちゃんと“今”があるパンたちが並んでる。
店に入った瞬間、どこか懐かしいにおいがする。
甘くて、粉っぽくて、ちょっとだけ焼けた匂い。

伊達市保原町、大橋パン店。
そぼろパンにピーナッツクリームを
そぼろパンはそのままでもおいしいけど、
冷蔵庫からあの「ピーナッツクリーム」を出してきて、
スプーンで、くるりとすくって、塗る。
それだけで、なんてことない朝が、
ちょっとした“ごちそう”になる。
ザクッとしたそぼろに、
やさしく甘いクリームがぴたっと寄り添う。
パンとクリーム、どちらも主張しすぎないのに、
いっしょにいると、いちばんおいしい。
——大橋パンのピーナッツクリームは、日本一だと思う。個人的に。

ピーナッツクリームを、遠慮せずに。
それが、ぼくの朝のやり方。
思い出に残るのは、派手じゃない味だったりする
旅の途中で名物を食べるのもいいけれど、
本当に心に残ってるのは、
なぜかこういう“ふつうの朝ごはん”だったりする。
福島に帰るたびに食べる、そぼろパンとピーナッツクリーム。
大橋パン店のその味は、あの町の風景そのものだと思う。
まとめ|福島の朝には、ちゃんと“ごちそう”がある
派手じゃないけど、
なんだかずっと好きで、
できるならこれからも、そうあってほしい。
福島の朝には、ちゃんと“ごちそう”がある。
それは、そぼろパンとピーナッツクリームという名前をした、やさしい日常だ。
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