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「なんとなく息苦しい」が、禁煙を始めたほんとの理由かもしれない
2025年7月1日。
この日から、たばこをやめてみることにした。
特別な決意があったわけじゃない。
病院に行ったわけでもないし、「絶対にやめなきゃ」と思いつめたわけでもない。
ただ──
「なんとなく息苦しい」
そんなふうに思った日が、何日か続いただけだった。
それだけだったけど、それがたぶん、きっかけだった。
ニコチンガムは“軽い頭痛のときだけ”──1日1〜2粒がちょうどいい
ニコチンが完全に抜けたのかどうかは、まだよくわからない。
でも、最近はあまり「吸いたい」と思わなくなった。
たまに、ほんの少しだけ、軽〜く頭が痛くなることがある。
そんなときは、ニコチネルガムを1粒だけ噛んでいる。
いまのところ、1日1個か、多くて2個くらい。
それを口に運ぼうとすると、足元で──
アビ蔵が、じーっとこっちを見てくる。
「それ、食べもの?」という顔で。

ガム越しに、アビ蔵がそう聞いてくる。
血圧は高めから正常値へ。脈拍もおだやかに変わっていく
禁煙して、はっきりと数字でわかったことのひとつが、血圧の変化だった。
かつてはいつも、上が140前後、下が90前後。
いわゆる“高血圧”のラインだった。
それが、禁煙から1週間ほどで落ち着きはじめて、
今ではすっかり正常値どまんなか。
何度測っても、ちょっと嬉しくなる。
それともうひとつ──
脈拍が、穏やかになってきた。
以前は、軽く動くだけでも「ドクドク」と音を立てていたのに、
今は「トク、トク…」と呼吸と歩幅に寄り添っている感じがする。
心臓が、ようやく“ひと息つけた”のかもしれない。
体重+3kgは想定内? 禁煙と食欲のバランスの話
数値で変化したことはもうひとつある。
体重が+3キロ。
そんなに暴食したつもりはない。
でも「吸わないぶん、ちょっと食べちゃう」は、やっぱりある。
口さみしくて、夜にポテチをあけることもある。
だけど──
今のこの体重は、“たばこをやめた分の重さ”なんだと思ってる。
あとで調整できるから大丈夫。
まずは呼吸と心臓が落ち着いたこと、それがいちばん。
呼吸は少しずつ変わっている。“気のせい”が教えてくれること
正直、劇的な変化はない。
「もう空気がうまい!」とか、そういうのは、まだ来ていない。
でも──
朝、ちょっと深呼吸したときに
「あれ、前よりスッと入るかも」と感じる瞬間がある。
気のせいかもしれないけど、
でも、その“気のせいかもしれない”が出てきたってことは、
たぶん、少しずつ変わってきてるんだと思う。
ガムもポテチも見逃さない。アビ蔵は今日も、となりにいる
ガムを噛んでいるときも、
お菓子をつまんでいるときも、
アビ蔵は、だまってこっちを見ている。
じーっと、動かず、まばたきもしない。
「ほんとうに、それでいいのかい?」とでも言いたげに。
もしかしたら、アビ蔵は知っているのかもしれない。
ぼくの呼吸のこと。
たばこの匂いがしなくなった部屋のこと。
──そんなことはないかもしれないけど。
🛁
「たばこのない日々は、
まだぎこちないけど、
ちゃんと“ぼくの体”とつながってる感じがする。」
🧩 つながっている記録が、ここにもあります。
🟢 こんなのもあってね。うん、あるんです。
❓ 禁煙17日目、ふと気になったことたち
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