禁煙後、初めての長旅へ
喫煙所を探さない自由と、眠気という同行者

禁煙して初めての長旅に出た。
向かう先は、実家のある福島県だ。
もう喫煙所を探さなくていい──それだけで気が楽だった。
けれど、その代わりにどうにも眠い。
まるで“眠気”そのものが同行者になったようだった。
マリンライナーの窓が、瀬戸内海を額縁に変える。
富士山を見逃したのも、禁煙の“副作用”
読みたくて持ってきた本も、ページをめくる前にまぶたが落ちていく。
……だが、眠い。
気づけば、車窓に広がるはずの富士山すら見逃していた。
そして、あっという間に東京へ──。
東京の街で思う「変わる」と「変わらない」
御徒町アメ横は、相変わらずの人の渦
御徒町に立ち寄ると、アメ横は相変わらずのにぎわいだった。
独特な匂い、客引きの声、多国籍な言語…。
人の渦に巻き込まれていると、「東京ってやっぱりこうだよな」と思う。

秋葉原27年前の記憶──ベージュ色のSCSI 1GBハードディスク
その足で秋葉原へ。
駅を出るとふと、27年前に初めて来たときのことを思い出した。
中古Macを扱う店で、Macintosh Plus用に1GB外付けSCSIハードディスクを買ったのだ。
ベージュ色の筐体を抱えて歩いた日の誇らしさを、いまも覚えている。
電車男前夜の濃い街から、観光地の秋葉原へ
あの頃は「電車男」が流行る前の、濃い街だった。
メイド喫茶も、まだ見かけなかったと思う。
けれど今の秋葉原は観光地のように整い、“オタクの街”という空気は薄れてしまった。
ゴーゴーカレーのロースカツカレーでひと休み
歩き回ったあと、ゴーゴーカレー 秋葉原1号店に立ち寄った。

ロースカツカレーを頼むと、銀皿に盛られた黒いルーとキャベツの山が目の前に置かれる。
カツのサクサクと濃厚なルー。
「やっぱり、この味はクセになるな」と思いながら、ひと休みの腹ごしらえを終えた。

福島に帰って見つけた「変わらない」
夜8時、仄暗いままの福島駅前
長旅の果て、ようやく福島に着く。
夜の8時前だというのに、駅前は仄暗く、人もまばらだ。
けれど、これは昔から変わらない福島駅の姿。
新幹線が止まる駅で、県庁所在地でもあるのに、どこか控えめで静かな顔をしている。
その変わらなさに、帰ってきた安心感を覚えた。


ひとり帰省、妻とアビ蔵はお留守番
今回はひとりでの帰省。
妻とアビ蔵は家でお留守番だ。
電車に揺られながら、隣にいない静けさを、少し寂しく思った。
朝の食卓と、動き出す桔梗企画
そぼろパンとピーナッツクリーム、そして酪王カフェオレ
翌朝の食卓に並んだのは、大橋パン店のそぼろパンとピーナッツクリーム。
そして福島県民のソウルドリンク、酪王カフェオレ。


変わらない駅前と同じように、この味もまたずっとここにある。
そぼろパンにピーナッツクリームをたっぷり塗って、ひと口かじると、「あぁ帰ってきたな」と実感する。
そこに、酪王カフェオレのその甘さも、帰省の実感をやさしく後押ししてくれる。
合同会社桔梗企画、少しずつ動き出す
今回は、ただの里帰りじゃなかった。
合同会社桔梗企画としての用事があっての旅だ。
3日連続で人と会う予定が入り、そのたびに緊張と発見があった。
少しずつではあるけれど、桔梗企画は動き出している。
そして、その余韻を胸に、保原駅のホームに立つ。

ルノアールで味わった“甘さと苦さの間”
実家から離れていく景色を、そっと見送り、東京へ。
立ち寄った喫茶室ルノアール 御徒町南口駅前店で、ハニートーストにバニラアイスをのせ、ドリップアイスコーヒーを口にした。
冷たさと甘さ、そこに重なるコーヒーの苦さ。
それは、変わるものと変わらないもののあいだにいる自分を映すようだった。
こうして小さな休憩を挟みながら、旅は終わりへと近づいていく。

東京から高松へ
変わるものと変わらないものを、胸に抱えて
さぁ、東京を発つ
高松まで、まだまだ先は長い。
それでも、変わるものと変わらないもの──その両方を胸にしまって。
🌙
「旅のあいだに出会った“変わるものと変わらないもの”。
どちらも大事にできたら、帰り道もやさしくなる。」
🚉 まあまあの発見が、ここにもあります。
変わるものと変わらないもの──その答え
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