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【手回し焙煎の始め方】ボリビア・コパカバーナ農園の豆と“Baisen-e”の記録|8年ものの焙煎機と、静かな午後

手廻し焙煎機baise-eのイラスト
この記事には、ちょっとだけ“おすすめしたいもの”がまぎれこんでいます。

その日、天気はふつうだったけど、この部屋の中だけ、ちょっと特別だった。
「ボリビア コパカバーナ農園」の豆を、ゆっくり、ゆっくり、手で回しながら焼いたのです。

最初は、静かだった。だけど、豆が「パチッ」と言い出してから、空気が変わった。
香ばしい匂いが部屋を満たして、まるでカフェの中にいるみたいだった。

フルシティローストくらいで火を止めて、深呼吸。
豆の声を聞きながら、ちょっと誇らしくなった午後でした。

手回し焙煎、まずは道具と豆選びから|Baisen-e × ボリビア・コパカバーナ農園

焙煎は、妻のおばあちゃんの家でやった。
自宅のマンションじゃ、煙も出るし音もあるし、ちょっと気をつかう。
その点、おばあちゃん家は田舎だから、のびのびできる。

換気扇を回して、コンロに火をつける。
それだけで、家の中が「焙煎の時間」に切り替わる。
音のない余白が、ゆっくりと広がっていく。

今回使ったのは、南米ボリビアの「コパカバーナ農園」の豆。
名前だけで景色が浮かびそうなくらい、のびやかな響き。

ボリビア・コパカバーナ農園の生豆棚の奥で、じっとしてたボリビアの生豆。
買ってから、たぶん一年。
でも今日、なんだか「焼いてよ」って言ってた気がしたんだ。

そして焙煎器具は、手回し式の焙煎機「Baisen-e」。
ガスコンロの上で、シャンシャンと、音を立てながら回していく。
ゆっくり、じっくり、豆と会話をするように。

8年間愛用の焙煎機Baisen-e8年つきあってる焙煎機。
最初はただの道具だったのに、いまは、ちょっと味のあるやつになった。
金属なのに、あたたかいんだよな。

※ちなみに、昔ながらの表記では「手廻し」と書かれていたりもします。
今回は、検索しやすいように「手回し焙煎機」と表記しています。ご容赦を。

この「Baisen-e」、構造がとてもシンプルで、分解も簡単。
8年間使ってきて、故障らしい故障は一度もありません。

そしてなにより、ドラムの内側に施されたセラミックコーティングのおかげで、
熱がしっかり豆に伝わり、ふっくらとした焼き上がりになるのがうれしいところです。

新品の頃よりも、いまのほうが、なんだか頼りがいがある気がする。
道具って、育つんだなぁと思ったりして。

※いまはもう、この「Baisen-e」は手に入らないみたいです。
でも、そのぶん、なんだか余計に愛着が湧くんですよね。ふしぎと。

焙煎中の“パチッ”がくれるもの|手と耳で味わう、焙煎の時間

手回し焙煎機をくるくると回しているあいだ、スマホもテレビも、なんだか遠くに感じた。
火加減を見て、豆の色を見て、音を聞く。ひたすらに「見る・聞く・感じる」のくり返し。

そんなこと、最近あまりしてなかった気がする。

豆のハゼる音は、なんというか、思い出の引き出しをノックするみたいだった。
「おーい、昔のこと思い出してごらんよ」って、ちょっと笑いながら。

ふと、祖父の焚き火の匂いを思い出した。
それと同じくらい、あったかい気持ちになったのは、きっと焙煎のせいだ。

焙煎途中のコーヒー豆焙煎してるあいだ、豆が少しずつ変わっていく。
色とか、音とか、匂いとか。
まるで「なにかを思い出してる途中」みたいだった。

焼きたての豆に、そっと触れる|香り・保存・そして少しの感情

焼き上がった豆をザルにあけると、ふわっと立ちのぼる甘い煙。
あの瞬間の香りだけは、どんな高級なコーヒーショップでも味わえない気がする。

手で豆を撫でながら、「この子たち、うまく育ってくれよ」と、
少しだけ親バカみたいな気分になる。

冷却したあとは、紙袋に移して保存。
でも、がまんできずに、ひと粒だけミルで挽いてみた。

粉になったとたん、部屋に広がる「ボリビア コパカバーナ農園」の自己紹介。
ナッツのような、チョコレートのような、ちょっとだけスモーキーな挨拶だった。

ボリビア・コパカバーナ農園のコーヒー豆、焙煎完了焙煎度合いも、ちょうどいいところで止まってくれた。
「もういいよ」って、豆のほうから合図してくれた気がした。

✅なんだか気になる、っていうのは、たぶん「ちょっと、いいかも」ってことです。
『ボリビアのコーヒー豆』のこと、もうちょっと知りたい人はこちら。

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焙煎豆は、まだ静か|“言葉になる前”のコーヒーを待つ時間

焼きたての豆は、まだ静かだ。
きっと、いろんなことを準備してる最中なんだと思う。

明日になったら、挽いて、お湯を注いで、
ようやく“言葉”になる。

でも今日は、この沈黙も悪くない。
手で焼いた豆が、キッチンの片隅で、
ゆっくりと深呼吸してる。

そんな午後でした。

コーヒー豆の焙煎後、冷却すぐに飲みたいけど、ぐっとこらえて。
豆がちゃんと自分になるまで、
あと、数日だけ待ってあげようと思う。

Q&A

自家焙煎って、初心者でもできる?
はい。手回し焙煎機があれば家庭でも始められます。火加減や時間のコツは必要ですが、慣れれば道具との会話のような楽しさがあります。
焙煎した豆はすぐ飲めますか?
すぐ飲むこともできますが、一晩〜数日おくとガスが抜けて風味が落ち着き、よりおいしく感じられることが多いです。


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【合同会社桔梗企画:代表】 家族の中心にいるのは、アビシニアンの“アビ蔵”。 そのアビ蔵の『たそがれタイム』に、そっと寄り添う妻。 そして、ぼく。三人暮らし、みたいなものです。 今日もなんとなく、いい日を過ごしています。 書いているのは、猫のことだったり、 ちょっといい物のことだったり、 気がつけばおいしいものの話だったり。 なんの役にも立たない日もあります。 でも、「なんか、好きだな」って思えることを、 すこしずつ集めて、生きてるような気がしています。 最近、「nufufu.com」のドメインを取得しました。 以前までの「ぬふふ.com」の人とは別人です。
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