💬なんの役にも立たない日もあります。 PR

伯方の塩まんじゅうと、静かに響くお土産と。

和太鼓のバチストラップ
この記事には、ちょっとだけ“おすすめしたいもの”がまぎれこんでいます。

伯方の塩まんじゅうの箱のうしろに、もうひとつの贈りもの

お義母さんからのお土産、伯方の塩まんじゅうの箱とともに、渡された小さな袋。
中には、太鼓のバチを思わせる、カラフルな手づくりストラップが入っていた。

妻が少しだけ笑った理由

「演奏中に折れてしまったバチを、こうして再生したんだって」

そう言って、お義母さんの娘さん――つまり妻は、少しだけ笑った。
説明するでもなく、押しつけるでもなく。
ただ、そのストラップを“受け取ってみて”と、そっと促すような笑顔だった。

愛媛県の和太鼓集団「心参太鼓」。
その演奏者一人一人の手によってつくられたという、ハンドメイドの作品。
太鼓の音が鳴りやむそのあとも、手の中にのこる“思い”みたいなものが、編み込まれていた。

和太鼓のバチストラップ折れてしまったバチが、ストラップになって帰ってきた。
もう音は鳴らないけれど、なんだか、耳の奥で“ぽん”と鳴った気がした。

焼き印と、記憶のかけらたち

よく見ると、小さなバチには「道後」の焼き印が押されていた。
それだけで、あの温泉街の湯気や石畳の風景が、静かに立ちのぼってくる。

「たしか、このストラップの売り上げの一部が、なんか…誰かのためになるらしいよ」

妻はそんなふうに言いながら、お義母さんから聞いたことを思い出そうと、記憶をたどっていた。
うろ覚えだけど、たぶん“いいこと”だったはず、という自信のなさが、なんだかちょっとおかしかった。

このストラップには、音がない。けれど、なにかが静かに響いている。

折れたものを、ただ“直す”だけじゃない。
新しい意味を、そっと吹き込んで。
手のひらに乗せたとき、音はしないのに、なにかが確かに“鳴った”。

「演奏を観たときの思い出を、そっと開いてもらえたら――」
そんな想いが、静かに添えられていた。

Q&A


伯方の塩まんじゅうってどんな味?

ストラップはどこで手に入るの?

ABOUT ME
ぬふふ.com
【合同会社桔梗企画:代表】 家族の中心にいるのは、アビシニアンの“アビ蔵”。 そのアビ蔵の『たそがれタイム』に、そっと寄り添う妻。 そして、ぼく。三人暮らし、みたいなものです。 今日もなんとなく、いい日を過ごしています。 書いているのは、猫のことだったり、 ちょっといい物のことだったり、 気がつけばおいしいものの話だったり。 なんの役にも立たない日もあります。 でも、「なんか、好きだな」って思えることを、 すこしずつ集めて、生きてるような気がしています。 最近、「nufufu.com」のドメインを取得しました。 以前までの「ぬふふ.com」の人とは別人です。
ぬふふ.com

✅代行サービス専門マッチングサイト:ラクダ

✅ラクダではアフィリエイトパートナーを募集しております。

🏠無料で空き家を掲載・検索できるマッチングサイト:空き家リスト

✨当サイト:ぬふふ.com

🏢運営会社:合同会社桔梗企画