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バスを乗り継ぎ、オリーブ公園へ。
三都半島からバスを乗り継ぎ、オリーブ公園へ向かった。
バスを降りると、すぐにゆるやかな坂道。
その坂を登りながら、空のひかりが少しずつ白くなっていく。
小豆島に来てから、外国人観光客をよく見かける。
けれど、このあたりに来て、いっそう増えた気がした。
英語、中国語、韓国語。
いろんな言葉が、風に混ざって聞こえてくる。
コンクリートの円形建築が印象的で、入口の前には人の流れと、やわらかなざわめきがある。カフェ「OLIVAZ」でチリンドロンライスを。
お昼はとっくに過ぎていたし、歩き疲れた。
せっかくだから、併設のカフェ「OLIVAZ」で一休みすることにした。
チリンドロンライスなるものを頼む。
野菜と鶏肉をトマトソースでじっくり煮込んだ、
スペインの郷土料理「チリンドロン」。
雑穀米やサラダと一緒にプレートに盛りつけられ、
ごはんの上には温泉玉子。
いろんな味が、ひとつのお皿の上で出会っていた。
野菜と鶏肉をトマトソースで煮込んだ、やさしい味。温泉玉子の下のごはんに、午後の日差しが差していた。風車のマグカップと、午後のコーヒー。
アイスコーヒーも頼んだ。
マグカップの風車のイラストがかわいらしい。
手にした瞬間、どこかで風が吹いたような気がした。
カフェ「OLIVAZ」で出されたアイスコーヒー。風の音まで聞こえてきそうなデザイン。「魔女の宅急便」ロケセットへ。
オリーブ記念館を出ると、
道の向こうに「魔女の宅急便ロケセット」という看板が見えた。
そこには、映画のパン屋として使われた建物があるらしい。
ここが映画のセットから生まれたお店であることを、静かに教えてくれる。
白い外壁の中は、かわいい雑貨屋さんだった。
店の中は静かで、みんな思い思いに雑貨を見ていた。
その時間の流れが心地よくて、「おみやげ」よりも「思い出」を選びたくなる。
白い木の扉の向こうには、かわいらしい雑貨屋さん。映画の“その後”を歩くような気持ちになる。
物語のワンシーンのような空間。人がいなくても、誰かがここにいた気配が残っている。
ぼくも一本、ほうきを持ち上げてみた。
オリーブ記念館の一角には、「魔女のほうき」が並んでいた。
風車の前で写真を撮るために、無料で貸し出されているらしい。
ほうきを手にした人たちが、笑顔で丘のほうへ向かっていく。
ぼくも一本、そっと持ち上げてみた。
手の中に、ほんの少し“観光地の魔法”があった。
風車の前で撮影できるように、無料で貸し出されている。手に取るだけで、少しだけ魔法がかかった気がした。
芝の広場に立つ、白い風車。
丘を少し歩くと、白い風車がすぐそこに見えた。
雲の切れ間から光がのぞいて、帆が淡く光っている。
風はないのに、そこにあるだけで風を思い出させる。
海と山に囲まれた場所に、そっと立っている。ここで“ほうきの魔法”を試す人たちの笑い声が響いていた。
さきほどの「魔女のほうき」を持った観光客たちが、
ほうきにまたがってジャンプしながら記念撮影をしている。
笑い声が風の代わりに、芝の上をくるくる回っていく。
風車の前では、言葉よりも笑顔のほうが通じている。
外国の人も、日本の人も。
みんな同じタイミングでジャンプしていた。
空の下で、言葉よりも笑顔が通じ合う場所。観光客たちのジャンプの瞬間に、風が通り抜けていった。
やさしい風の吹く場所。
オリーブ公園ではあまり時間が取れなくて、
妻と「もっとゆっくりしたかったねぇ」と話した。
今度、小豆島に来るときは、ここでのんびり過ごしてみたい。
そう思えるほど、やさしい風の吹く場所だった。
つづく。
よくある質問(FAQ)
「天皇陛下御手播種のオリーブ」の少し先、オリーブ畑の向こうに白い風車があります。オリーブ記念館へ向かう途中に見える位置で、映画『魔女の宅急便』のロケ地として知られています。
はい。オリーブ記念館の入口付近に並べて置かれており、自由に手に取って利用できます。撮影が終わったら元の場所に戻すだけでOKです。
オリーブを使ったメニューや季節のランチがそろっています。筆者が訪れた日は、野菜と鶏肉をトマトソースで煮込んだ「チリンドロンライス」が人気でした。
🏝 なんとなく小豆島のものを。
こんなのもあってね。うん、あるんです。
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