広がる格差社会は昨今顕著だ。
もしかするとバブル崩壊以降格差は広がっていたので、
実際は報道されていなかったりニュースで目にしていないだけだったのかも知れないが現状は年々酷くなるばかりだ。
貧困格差
一度非正規雇用で派遣社員などになると、一生正規雇用のチャンスにありつけなくなる。
非正規社員だと解雇されるリスクはいつまでもついて廻るため、一生安泰できない。
非正規社員の生涯賃金が1億だとすると、
正規雇用の社員は3億円以上とされているため
この格差が巨大であることは誰の目にも明らかだ。
経済的な力の差で、家をもつチャンスも家庭をもつチャンスも非正規雇用には与えられていないと言える。
当然結婚する比率も減るし結婚考えられる収入にも到達しないだろう。
所得格差
非正規雇用だと働いた時間しか給料が支払われない。
このため正社員のようにボーナスや賞与とは無縁であることから、ボーナス払いやローンとは無縁で労働時間⇒収入であるため一生働き続けないと生活が廻らなくなる。
病気にかかったりすると収入どころか仕事も失うことになり一瞬で生活が積むことになる。
このことでホームレスやネットカフェ難民になるリスクは誰しもが抱えている問題だ。
生活保護を受ける事ができないと社会的に死亡フラグが立つ。
実家が有るといった若い人ならまだしも年配になるとそうはいえない。
誰しもホームレスになるリスクと隣りあわせだ。
仕事の格差。
新卒で正社員になれなかった若者が自殺する人数が数百人というニュース記事が2年前くらいに報じられていたが、2014年現在アベノミクスなどでマスメディアは浮かれているが、消費税増税の反面、最低賃金の押し上げは弱く、非正規雇用の募集賃金は一向に上がらないなど、労働環境は一向に改善していない。
アルバイトと正社員の格差はどんどん広がるばかりである。
正社員とアルバイトでは、賃金の設定が月給か時給であるため一概に比較しにくいため、
すき家のアルバイトで『1500円が高いw』というお馬鹿な論調の意見が出ていたりした。
月収30万円のサラリーマンを時給換算すると軽く時給2000円は超える賃金で無いと無理なのに、現実を見ないで叩く人が如何に多い事か。
土方や介護職は人員募集しても集まらないことで有名な職種だろう。
正社員は月給がもし低いとしても夏冬のボーナスがでたり、交通費支給・住宅扶助・その他扶助、ベースアップの賃金制度、その他諸々年収で考えると正社員の方が圧倒的に高いのは常識だ。
月収30万円程度の月給の正社員では時給に換算すると2000円以上というデータがザラだ。
アルバイトの時給は本当に足元を見た安さなのだ。
マクドナルドなどでも最低賃金+数円の店舗が多数有る。
最低賃金が上がらないと、アルバイトの待遇は変わることが無い。
むしろ最低賃金で働く人がいるから安い賃金の仕事しかないという現状を憂うべきだろう。
幾ら資本主義とはいっても、会社が人材を舐めていて、労働法すら尊守していないのだから、アルバイトの人権が守られるはずも尊重されるはずも無いのが現実だ。
片方ではブラックバイトのように非常識な雇用で働かされている人たちが居ることが、この国のひどさを表している。
キツイ仕事
土建業の人達って夏場でも炎天下の元作業仕事している姿はまさに拷問に思う。欧米や欧州がどうなのかは知らないが、土建業でサマータイムなどは聞かない。過去に炎天下で作業する仕事を私も経験したことがあるが、夏場に太陽の下で働くのはそれだけでもハイリスクだ。ただでさえ夏場熱中症患者が報道されている日本で何故夏場の炎天下作業を禁止しないのかがわからない。夜間に作業すればいいじゃないかと思ってしまう。道路工事などは夜間の方が騒音以外では人通りもすくないローリスクだと思うのだが一向に変化しない産業棚と思う。
警備も交通誘導警備は立ちっぱなしなので重いものは運ばないが、キツイことこの上ない。
2020年オリンピックで政治家は浮かれている様子ですが、昨今の異常気象とも思える気候なのはお構い無しで建設業界の人手不足などと発言していることは、ちょっと考えるべきことが違うだろうという感じがする。オリンピック誘致なんぞ返上してでも福島原発をどうにかしろと思う。
介護職
老人介護は低賃金+キツイ仕事+体を壊しやすいと、3拍子揃っている。
誰が好んで介護の食についているのかというと、これが、実態は面接色々と受けたけど内定が取れず、なくなく介護の受講などをして、介護職に付く人が多い。若い人で仕事にありつけない⇒介護につくという人は聞いた限り多い。
高齢者の比率は今後増えていくが少子化で、労働者がたりなくなることが予想されるため、外国人労働者に期待している政府だが、多分目も当てられない事態になることが予想される。ワタミなどでも老人介護の事業で事故死が起きているのに、言語が異なる外国人でブラック企業が多い介護事業で安心して事が回せるとはどう考えても無理があると考えられる。
原発作業員
福島原発の作業員の募集はどんどん劣悪なうわさが多くなっている。何重請けという搾取や、ホームレスを原発作業員として働かせて搾取するという噂までweb記事では見うけられる。一層東電直雇用で原発作業員とか募集すればいいものを、それすらしないで他社に丸投げするから 労働者は正当な報酬が得られない。
無責任の象徴の原子力発電と東京電力と日本政府であることから、原発はもっともブラックな象徴だといえるのかもしれない。
徴兵制
徴兵制は義務としなくても兵士を集めることができる事例がある。アメリカのようにすればいいのだ。保険は、自分で加入する形。所得格差。生活保護はフード券のみといったように福祉をガンガン削って、労働にあぶれたり、学業のためにお金が欲しい若者に、軍というおいしそうな職業を容易すれば、おのずとそこに就く人は出てくるだろう。
誰しもが戦場を望んでいる人はいないだろうが、自衛隊を軍に変えて兵が集まらなければ、おのずとそういう方向に走り出してでも徴兵すると思う。何も赤紙を出さなくても良いのだろう。
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漂流ネットカフェ : 3 (アクションコミックス)
最悪の展開に
2016年頃から、兼業を積極的に動き出す論調が目立ち始めた。
その後らは、自営業を増やす方向に走っている。
「もっとフリーランスを!」と経産省が意気込んでいるらしい。
フリーランスを増やすことは、良い面だけ考えるといいことだらけに思いそうですが、実際には過酷な下請けが増えるだけで、フリーランスだけで正社員よりも楽になることは無いだけではなく生活が安定しない・収入も安定しない、さらには、まともに食っていけない人生に陥るリスクすら出てくる。
こうなってしまうと、再就職も難しいため、人生を棒に振る人が増えるだけになる。
自営業で食っていけるスキルと自信があれば国が促さなくとも独立しているだろうに、なぜ経済産業省がこういう発想に至ったのかが謎である。
タクシードライバーが、60代以上が多い現実とか考えたら色々と見えてきそうなものなのに。
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