ぼくは長いあいだ、紙巻きたばこを吸っていた。
たばこに火をつける音、煙のにおい、灰皿の重み。
そういう“生活の一部”みたいなものが好きだったのかもしれない。
でも2年くらい前に、加熱式たばこ(プルームテックwith2)に変えた。
最初は「健康のために」と思っていたけど、
だんだんと“吸ってる感”が薄れていった。
煙も出ないし、刺激も少ない。
どこか物足りなくて、でも不思議と、それで済んでいた。
それが、たぶん、よかったんだと思う。
今では、ニコチネルのガムがあればじゅうぶん。
あの“吸ってる感”を忘れてきたから、
吸わないことが、それほどつらくない。
口さみしさの副作用、それは体重。
タバコのかわりに、おやつと自尊心をかじってる。
タバコをやめると、手持ちぶさたになる。
なにかを“くわえる”ことに慣れすぎていたんだ。
だから代わりに、ガムを噛んだ。チョコをつまんだ。ポテチをバリバリ食べた。
気づけば、まいにちの「ごほうび」が増えていた。
スーパーのお菓子棚が、やたらと魅力的に見える日もある。
ここ数日で、体重が少し増えた。
ウエストがほんのりきゅうくつで、Tシャツがぱつぱつになりつつある。
服が縮んだんじゃなくて、ぼくが“拡がった”んだと思うことにした。
でも、それでも、吸ってない。
今日も、吸わなかった。
──それだけで、今は十分だと思ってる。
禁煙のとなりにいる猫。
お菓子の袋を開けると、すぐに現れるアビ蔵。
お菓子のにおいをくんくんしたあと、
そのまま「いただきます!」と食べようとする。
「あー、ダメダメ!」
そうぼくに注意されると、
「ちぇっ!」って顔をして、足元で横になる。
なんだか、ぼくだけじゃなく、アビ蔵も禁煙に付き合ってくれてた。
そんな気がして、つい笑ってしまった。

「また太るぞ」って顔をしてるけど、きみもおやつ狙ってたよね?
🚭
「“吸ってないじぶん”を、少しだけ好きになれる日が、
たしかにある。ポテチを食べすぎた日でも。」
🚭 きっと、はじまりの日にも意味がある。
🟢 こんなのもあってね。うん、あるんです。
禁煙10日目の“よくある悩み”、ちょっとだけ答えてみました。
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