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【高松 喫茶店 皇帝】兵庫町商店街の2階に、そっと息づく“名曲喫茶”
高松の兵庫町商店街を、なんとなく歩いていたときだった。
ふと、歩道に看板が置かれているのが目に入った。
「コーヒーサロン 皇帝 2F」と書かれていた。
――皇帝?
ずいぶん立派な名前なのに、
看板のたたずまいは、やさしくくたびれている。
なんだか気になって、
ふらりと階段をのぼってみることにした。

昭和レトロの世界へ|クラシックが流れる“150席のやすらぎ空間”
扉を開けると、すこしだけ薄暗い店内。
思っていたよりもずっと広い。
カウンターはない。
かわりに、ボックス型のソファー席が、ゆったりと並んでいる。
席の配置が、まるで一人ひとりの小さな世界を作るように並んでいて、
静かな時間を感じることができる
天井からは、クラシック音楽がそっと流れている。
この広さと、この静けさ。
いまどき、こんな場所が残っているなんて。
おもてなしは、さりげなく|静かに伝わる“やさしい距離”
店内には、何人かの店員さんたちがいた。
マスターらしき存在はいない。
だけど、みんな静かに、きびきびと動いている。
そして、対応がとても丁寧だった。
大きな声を出すわけでもない。
特別なサービスがあるわけでもない。
でも、何も言わなくても、
「どうぞごゆっくり」と、そっと背中を押してもらえるような、
そんなやさしい距離感だった。
声を荒げる人はいない。
足音さえも、やさしく響いている。
気づけば、そっと水が運ばれてきて、
ぴたりと、そこに置かれた。
こういう小さな気配りが、
なんだか心にじわりと沁みる。
喫茶店でからあげ弁当?|『皇帝』で出会う“ほっとする昼ごはん”
テーブルの端っこに、ちょっと古びたメニュー表が置かれている。
色が少しあせていて、年季を感じる。
だけど、それがいい。
この店の空気と、すっと馴染んでいた。

からあげ弁当とアイスコーヒーをひとつ、お願いした。
喫茶店でお弁当?ちょっと珍しいけれど、ここ『皇帝』ではそれもまた一つの楽しみ。
からあげは、外はカリッと、中はふっくら。
からしとポン酢に合う。さっぱりとした味わいが、
そのままでも、お弁当としても、完璧に調和する。
お弁当箱に詰められた白いごはんも、ふっくらとして、ほっとする味。
それに、味噌汁がそっと添えられていた。
ついてくるだろうな、なんて思ってなかったから、
なんだかすごく、うれしかった。
冷房のきいた店内で、あたたかい味噌汁をすする。
それだけで、すこし心がほぐれていく。

アイスコーヒーは、苦みがすこしだけ強め。
だけど、そのあと、やわらかい甘みが口の中に広がった。
きっと、味だって、ずっと変わっていないのだろう。
それが、いい。

「皇帝」は、豪華さよりも静かな誇り|変わらぬ味と空気がここにある
「皇帝」という名前には、
豪華さでも、威圧感でもなく、
ただ“静かにここに在り続ける”という誇りが込められている気がした。
特別なことは、なにもない。
だけど、ここにいると、日常がすこしだけ特別になる。
またひとつ、ぬふふっと笑いたくなる場所を見つけた。
高松の兵庫町商店街に来たら、またこの階段をのぼろうと思う。
【まとめ】昭和レトロと静けさにひたる、“高松の名曲喫茶 皇帝”の魅力
高松・兵庫町商店街にある、広くて静かな喫茶店
カウンターなし、ボックス型のソファー席がゆったり並ぶ
昭和の香りただよう、少し薄暗い空間
店員さんたちは静かに、きびきび動く
クラシック音楽がやさしく流れる
喫煙可、それすらも自然に受け入れる空気
からあげ弁当に、そっと添えられた味噌汁がうれしい
色あせたメニュー表にも、年季とぬくもり
アイスコーヒーの苦みと甘み、しみじみおいしい
皇帝Q&A
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