地方の生活費が安いの罠|田舎暮らしは冷静に考えるべき理由

スポンサード リンク

地方や田舎で暮らすメリットを説く例が多いが真実なのか?
地方や田舎に憧れ抱いて、田舎暮らし素晴らしいといった本や記事などがときおり注目される。
しかし地方が素晴らしいとは必ずしも言えずコスパが良いとは断言できない。
田舎で安い月収で暮らすには相応の理由があるのだ。

スポンサード リンク

地方で安いのは不動産だけ

田舎の道
都会と比較して安いのは、地方では 家賃だけです。
土地も安いが、これは1軒屋など購入しなければ別問題。
賃貸なら土地の代金は直接は関係ない。

物価と生活圏の違い

スーパーの生鮮食品も、コンビニで販売されている物も、本などの価格も
野菜ですら店頭で販売されるものに関しては、他県から仕入れている物の価格は都市部と差が無い。
現在の日本人の食生活は殆どが、加工食品が多く、
米や野菜など生鮮食費以外の食費の部分では都会も田舎も差が無い。
産地直売以外のメリットは無い。
家賃と交通
東京に住む人が 家賃は高いのに車を持っていないという話題が度々あがるが、
そもそも都市部で車をもつことはデメリットが大きいといえる。
電車での移動が素晴らしいものだとは、満員電車や乗車マナーの問題も有る為 到底言わないが、それを補う利点が多いのだろう。
そもそも道路の混雑率も地方と比べたら半端ないし小道の人遭遇率も高い⇒事故リスクも高い。
※東京都でも土建業の人(仕事で交通に車が欠かせない人)や、不動産屋・家主が車保有率は高い気がする。
東京都内で車は、高収入な層しか保有しにくい面が強い。
「東京23区から地方に就職 最大300万円給付へ」という意味不明な政策
生活圏のアクセス
コンビニやドラッグストア、スーパー
病院や歯科、駅や本屋など
ちょっとしたときにすぐにアクセスできるのは都市部のみ。
田舎に行くとこれらにアクセスするには車がないといけないだとか、車でも数十分かかるなどざらにあり得る。
いきなりステーキの不況でもわかるが地方の変な所に出店すると、1つの店舗がカバーできる客数に大きく差が出る。
都心部では1つの駅がカバーする見込み客数は相当多いのだ。
住まい付きの仕事探し

罠 交通費の罠

都内だと、定期券1万円程度で、ある程度のエリアなら割と自由に生活できる。
地方だと、車が無くては生活できない。病院・歯医者・スーパーや雑貨店、もしくはコンビニすら車が無いと通えないため、車の維持費がどうしても必要になる。
軽自動車が理想ですが、駐車場・車検・ガソリン代など考えるとネックは大きい。※田舎の方がガソリン代などの燃料費も高くなる傾向にある。
高齢になって車が運転できなくなったり、事故で車の運転が出来なくなると生活のハードルは一気に上がる。
※体力・筋肉の衰え、老化による視力の減少。反射神経が鈍くなるなど高齢になるほど車の運転が出来なくなる要素は多い。
東京都なら、ほぼ全域電車・バスで網羅しているかのようなエリアですし、タクシー拾うのもさほど困らないが田舎だとこうはいかない。
住み込み仕事の現在の実態と事情
会社員をナメてる地方議員の年収

インフラの問題

  • 主なインフラの差
    船や飛行機が必要な田舎など(輸送の大半が車ではないエリア)
    離島⇒台風や豪雪などで物流が止まるリスク。
  • ガス・水道など競合が少なかったりする為ライフライン料金が高め。
  • 変化の速い通信インフラがそもそも整っていない。
    インターネット回線などの普及が遅い
    光回線が届いていない辺境も多い。
  • インフラは人が集中しているエリアから刷新される。地方・田舎ほど技術の恩恵は遅れて回ってくる。人口が少なすぎたり離島などだと恩恵を受けることができないエリアも多い。

  • 物販の面
    大型スーパーに依存
    地方の小売店を食いつぶしてきた大型スーパー。
    安い・営業時間は長い・品質は一定で田舎の小売店を淘汰してきたが、 経営悪化で撤退すると、途端にその地域は冷え込むこととなる。
    消費経済の空洞化が簡単にできてしまうのだ。
    今後の少子高齢化も踏まえて考えると都市型集中はさけられないだろう。
    ※大型スーパーもネット販売に積極的だったりするため、インターネットが使えない人ほど、機会損失は多きくなる
    セブンアンドアイ:イトーヨーカドーのネット通販サイト
  • 沖縄や離島は、ネット通販では送料で既にコスト増なので、マイナス要素が大きい。
    「物理的な距離コスト」の意味は現在のニーズにも即していない。
    即日配達など幻のサービスである。

田舎暮らしでも顔出しなしでネットで稼ぐ方法

一長一短

災害時の長所短所も、都市部と田舎では一長一短。
インフラ復旧や支援は都市部の方がスムーズですが被害は大きくなりやすい
田舎だと被害規模は狭くとも道路や交通網の復旧がエリアが広大で交通がもとに回復するまでに時間がかかる。
何もなければ田舎・地方の方がローリスクではあるが、何か起きれば一変する可能性は存在する。
田舎暮らしのメリット・デメリット

治安の面
何か起きても警察が駆けつけてこられる時間は都市部よりも遅くなる。
不特定多数の人が行き来する都市部と異なり田舎になるほど、普段から近隣で見かけない人物を見かけると疑う習慣も強くなる。

田舎暮らしで恩恵が大きいのは元々その地域に住んでいる人

都市部に出て安定した生活を暮らせない人物DQN層が親元で暮らしているなど。(親類の縁故採用で働くなど)

軽めに田舎暮らしする場合は、工場仕事も選択肢⇒住み込み仕事の現在の実態と事情

田舎の理想をぶっ壊す。
    田舎に住む人は、「そこが地元」又は、「物好き」か?「田舎でなければ暮らせない人」に分けられると考えられる。

  • そこが地元⇒家や土地など親から引き継いだ資産などがあれば放れにくいだけ。
    付き合いのコミュニティーや生活サイクルが固定しているため都市部に移り住むメリットが小さいというだけ。
  • 物好き⇒釣りや、狩が好きだったり山菜や、自然好きな人。
  • 田舎でなければ暮らせない人⇒過去に色々とやらかした人で地元に住まないと生きられない人、実家暮らしで依存しないと生活できない人、
    地方のコミュニティー捨てて都市部に出られない人。

田舎に住むか、都市部にすむか?の、良し悪しではなく完全に二分される。
その結果がどうなるのかは未知数ですが、これまでの田舎のイメージでいると、
軽い気持ちで田舎移住すると手痛い目にあう。

現状では東京に一極集中で人口が偏ってきているのは明らかだ。
あまりにも多すぎるため、政府が若者を地方に送り出そうとする政策を画策するくらいだ。
「東京23区から地方に就職 最大300万円給付へ」という意味不明な政策

当然田舎側が受け入れに積極的でない 地域・住民であればさらに住み心地は悪くなる。

結局のところ、田舎に住むメリットと、都市部に住むメリット比較しても人それぞれのニーズに合っているかどうかの差でしかない。

物量・情報量・教育面・技術的な恩恵でいけば都市部が優位。
自然・天然・家賃(土地代)でいえば地方(田舎)が優位。
マイナス面の比較も出来るが、結局選ぶのはその地に住む人だろう。
田舎暮らしのメリット・デメリット

雑感

田舎暮らしも悪くないのでは?とたまに思ったりするが、
毎回ネックな事を考えていくと「こりゃぁ無理だ」結論づいてしまう。
本当地方の人口減や東京都一極集中の問題は大きい要素が沢山ありすぎる。

文字「地方の生活費が安いの罠」

文字「地方の生活費が安いの罠」

地方の財源が減っていることも宝くじの売り上げから見て取れる。
5年で50億円減になった宝くじの売り上げに関するニュース
少子高齢化がさらに加速すると田舎の生活水準はもっと下がると考えるべきです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました