識字率に関して

スポンサード リンク

識字率に関しての記事です。
先日識字率が日本では100パーセントではないという記事をみかけた。

日本の識字率は100%じゃない? 男性教諭の実感
http://dot.asahi.com/aera/2015021600044.html
例えば数年前に埼玉かどこかで公園に済んでいる一家という報道があった。

他にも住所が不明な児童がいることは度々報道されている。
反対に小学生未満の幼児に関しての人権がどうなっているのか疑問視する意見まで存在する。
日本の現実では、児童の権利は、一向に改善する余地は無いようだ。

スポンサード リンク

字の認識

字を読み書きできないとどうなるのか?

  • 本が読めない。
  • 新聞が読めない。テレビのテロップすら理解できない。
  • 標識の意味がわからない。
  • 看板やその他の表示の文字が理解できない。

その他etc
インターネットも基本文字だけで構成されている。
動画や音声・画像もあるじゃないか?というかも知れないが、貴方が検索するときのキーワードは何で検索しているのだろうか?
Siriのような音声入力も存在するがメインではない。
人も検索エンジンも文字で検索するのだ。
情報は基本的に文字で綴られている。
日本の子供の格差

書籍

本が読めないことで、知識の習得てぎる機械が減る。
数学や、絵、歴史・文化、科学生物他全ての知識は文字で伝えられている。
文字を読み書きできないと文化水準が遅れる。
何か商品を購入しようとしても、説明書や注意書きも全て文字で出来ているのだから。
自分が経験として、知っているものしか利用できなくなる。

放送

新聞が読めないことは、ニュース番組で補えるが、
テレビのテロップすら理解できない。グラフが理解できないと、損失は結構大きい。
基本番組放送も文字を理解できることを前提に作られているのだから。

看板やラベルなどの各種表示

文字は生活で多数使われているということ。
何気なく見ている標識も文字で書かれている。
道路に「一次停止・止まれ」という単語が記載されていることに車のドライバーならだれでも気づく。
しかし文字が読めないと理解できない。
看板は町に溢れている。
交通の電車なども標識や案内図も文字で構成されている。音声案内がある案内版などは少ない。文字が多く利用されるのは本ですが、読まない人も多いので忘れがちだが字が必要とされているのは本だけで考えるのはほんの一部だ。
商品の原材料表記や、各種チラシやありとあらゆる物が字で描かれている。
字の意味を理解できないと相当な数の情報が得られない事になる。
レシートなども文字であるし請求書も文字だ。
契約書などが読めないと何も契約することができなくなるし不利な契約を結ばされてしまうことも多いに危惧すべきことだ。
『低所得者の消費行動を調査』その内容が酷い。

知能の問題?

2桁の掛け算が出来ない10代が普通にいた。
これは、かなり致命的なことだとおもう。
障害があるとかではなく、原因は知らないのですがそういう人が居ることは度々日本社会でも有る現象だ。
識字率が下がることで所詮他人事なので関係ないと割り切る人が過半数だろう。
しかし貴方の近所に、そういう子供がいるとどう思うだろうか?
日本人は何故か、他人の幸せを喜ばないし妬ましく思う思想が強い。
特定の事象だけで日本人素晴らしい論調の自己弁護の姿勢がメディアに見受けられるが、違和感しか感じない。
反対にあるのが、生活保護バッシングなどだろう。
他人の不幸を叩くことも好きなのだ。
過労死自殺の問題の現象でも世論が2分されることからも 1姿勢ではない面が存在している。
知識が低い人が増え続けると、10年後20年後治安が、どんどん悪くなる可能性は大きい。
道徳と知識の比例は、重要な関連性があるのだろうから。
日本で今後倒産が増える理由

中小、非正規…底上げ急務 波及効果失速、格差拡大の懸念

 しかし、大企業が潤えば、取引先や下請けの中小企業、地方企業にその恩恵が拡散するという「トリクルダウン効果」を信じる経済関係者は少ない。日本商工会議所の三村明夫会頭は「多くの中小企業が賃上げするには、価格転嫁ができるなど経営環境が整わなければならない」と話す。
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/150124/ecn15012415000008-n1.html

 背景には非正規労働者の増加がある。自動車産業の従業員102万人のうち非正規は19万8千人に上り、全体の19.4%を占めているにもかかわらず、労働組合に加盟している非正規労働者は約7%にすぎない。
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/150124/ecn15012415000008-n2.html

格差は雇用形態で如実な差ができておりこれを埋める手段は現実的なものは無い。ましてや今の政権与党は非正規雇用を拡大しようとしている。

今後格差が広がり貧困層が増えて生活保護ような福祉の基盤すら削られていく日本においては、識字率が低い子供が大量に発生する可能性が大きいとおもう。
少子化対策など抜かしている自民党は真実の問題を置き去りに多数派しかみないために日本で餓死者がでようとも、生まれてくる子供の比率だけあげようと画策するのだから能無しでしかないだろう。

親が貧乏だと子供の教育環境がまともでなかったり、大学進学率が低い事はよく言われる問題だ。
都内と地方と大学進学率(高等教育受けている比率)も、差が大きい。これは年収の問題は大きいだろう。


I/319MlYe753L._SL500_.jpg” alt=”識字の社会言語学” align=”right” border=”0″ />

識字の社会言語学

  • 著者: かどや ひでのり,あべ やすし
  • 文字をよみかきできないひとびとにとって、文字はどのようにせまってくるものなのか?
    「識字」「非識字」のなにが問題であり、なにをするべきなのか。
    識字問題の解決のために、ほんとうに必要なことはなにか。

  • 出版社: 生活書院
  • 発行日:2010-12
  • 識字の社会言語学

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました