新型コロナウイルス感染拡大による緊急経済対策で
政府の考えで「和牛商品券」配るという意味不明な案が出ていたことについての記事があったのでメモ。
コロナ対策に「和牛商品券」全国民唖然の奇策はこうして生まれた
猛批判でも強行する可能性
「この一大事のさなかに『和牛商品券がコロナ対策です』なんて言ったら、猛烈に叩かれるに決まってる。もっと慎重に考えたほうがいい」「いや、和牛の畜産農家はもはや廃業寸前なんだ。これしかない」――。https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200328-00071433-gendaibiz-soci
なぜ「和牛商品券」なのか?
和牛の購入にのみ使うこと限定にしたクーポン券「 和牛商品券」が盛り込まれた。
考えられる理由:
畜産などの生産者団体を票田とする議員の存在
和牛だけに絞ったことが致命的な欠陥。
乳業生産者や、豚鶏の飼育している人や、漁業はどうでもいいってことですかね?
カップラーメン1個の価格も分からないような政治家さんたちは、頻繁に食べているでしょうけどね。
和牛は、普段食べる食材じゃないので、まだ玉子・鶏肉・豚肉・牛肉全般に米とか、小麦系食品、
生活必需品(トイレットペーパーとか洗剤・薬等)の引換券の方がまだ理解できるんですけどね。
特定の商品にしか使えない商品券配るより現金配った方が現実的な事は分かり切っていますよね?
子育て世帯の小さい子供しかいないような家庭に和牛商品引換券とか嬉しいでしょうか?
歯がボロボロな高齢者が和牛商品券もらっても別の物の方がよいと思いますけど。
東京封鎖が考えられている時期にこういう愚策にしか思えないこと言い出す政府(自民党)。
JA、コロナで在庫処分無料で和牛配布、枠を大幅拡大
商品券配布で過去の事例は有ったか?
各市町村単位で特定年齢などへの配布は除いた事例で、
日本全国、すべての国民への『クーポン券配布』の前例としては、1999年の「地域振興券」が1度だけ有る。
この際の金額は、1人2万円分で、6か月間の有効期限だった。
前回の地域振興券の時もどうようですが日本の政治家は有効な税金の取り方とか減税・金の配り方というのがまともに出来ない人と官僚らしかいないのではと思ってしまう。
岐阜県美濃加茂市で「のうりん」を採用した胸元強調アニメポスター批判相次ぎ撤去
牛肉でもなぜ和牛限定なのか?
そんな疑問を問いかけられてもパッと思いつける日本人は少ないのではと思います。
※和牛と国産牛は定義が異なります。
スーパーなどでもオージービーフは多々見かけても和牛の値段は、1000円軽く超えたりするため手が届かない人が殆どではないでしょうか?
日本ではオーストラリア産牛肉などの輸入肉の消費の方が比率は多い。
マクドナルドやいきなりステーキの肉もオーストラリア産がメインであり外食産業でも和牛比率は高級店除いて比率が少ない。
牛丼チェーンの吉野家だって、国会内にある吉野家以外(正確には成田空港も含む)は、すべての店舗で海外産牛肉の牛丼がデフォルトですからね。
国会議員だけが牛肉といえば和牛という変な価値観が存在するのではと思ってしまう。
和牛=高価
『高級品』であり『贅沢』の象徴なのだ。
いきなり!ステーキの一番高い肉 黒毛和牛真芯サーロインステーキを食べてみた
畜産農家
牛を育てている人へのダメージ原因
※牛肉だけでなくマグロも同様で消費が下がっている。
危惧する点
今回の騒動で和牛農家がトチ狂って暴走しないかが問題だ。
仮にこのまま和牛商品券配ったりしたら圧倒的に和牛農家への支持が得られないだろうし、景気が回復しても和牛のイメージが悪いままになるだろう。
なんせ自分達だけ優先に税金で救ってもらっているのだから。
たとえば感染病が原因で、宝石商とかマグロ漁船の人が商品が売れないから困っているといっても誰も助けるわけないでしょうに。
宝石商はふっとんだ例えですが娯楽産業は大だけ気だろうし、
漁業も畜産同様にダメージは有るだろうに。
なんで和牛だけ守られる必要性があるのか全く理解できないのでした。
これから夏場のシーズンの農作物とかの業者も優先で保護する気なんですかねぇ。
新型コロナウイルス感染でコメディアンの志村けんさん死去
コメント