みずほ銀行が金融庁から行政処分を受けた顛末がなんとも釈然としない。
これはみずほ銀行が、『暴力団組員らへの融資を放置していた問題』ということで
各種ニュースでも取り上げられては居るが、
みずほ銀行というとメガバンクの代表的な存在だと思っていたのだが
ここがザルというよりも、後手後手な対応だったというのがどうもしっくりこない。
みずほ銀行のページの発表PDF
http://www.mizuhobank.co.jp/company/release/2013/pdf/news130927.pdf
具体的には、従来、株式会社みずほ銀行において「反社会的勢力との取引が存在するとい
う情報が担当役員止まりとなっている」とご報告しておりましたが、調査の結果、「経営陣
まで一定の報告がなされていた」という事実が判明いたしました。
http://www.mizuhobank.co.jp/company/release/2013/pdf/news131008_2.pdf
http://www.mizuhobank.co.jp/company/release/2013/pdf/news131008.pdf
これらを一通り眼を通してもいまいちピンとくる内容は記載されていない。
みずほ銀行 人心一新で出直す覚悟を
2013.10.10 03:09
前身の第一勧業銀行時代に総会屋への利益供与事件で歴代首脳が逮捕され、専務以上が総退陣した反省が、こうもたやすく霧消するものなのか不思議でならない。
金融庁がこの問題で業務改善命令を出してから1週間も説明の会見を開かず、ようやく行った副頭取の謝罪会見の内容を4日後に頭取がひっくり返した。問題融資の放置も大問題だが、発覚後の対応もお粗末に過ぎた。
銀行は、取引先に反社会的勢力との関係があれば、融資を打ち切る立場にある。
当の銀行が暴力団組員への融資を把握しながら放置してきたこの問題は、到底許されるものではないと重く認識すべきだ。
こういった記事もあるが、やはりどうも釈然としない部分がある。
みずほ銀行は2011年に振込みが遅れるトラブルがあったりしたものが記憶に新しいが、融資でもこのようなトラブルだとか対応が遅れということとなると、一層疑念が深まるだけの気がする。
金融機関としては信用しにくいことは浮き彫りになったようにも見て取れる。
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