ラーメン店のお仕事はキツイのかということについて
コンビニチェーン店のブラック企業大賞だったり
牛丼チェーン店のブラックバイトの存在は多方面に知られることとなった現在ですが、
飲食店の雇用に関しては『足りない』事例が多数見受けられる。
その中の一つにラーメン屋の求人難があるだろう。
これは結構前から言われていることですが、ラーメンが好きでも
ラーメン屋になりたいと思う人は非常に少ないと言える。
ラーメン屋の求人難の背景
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他の軽飲食などと比較しても最も働き手が集まりにくいのがラーメン店だろう。
- 募集賃金が低いことも多い点
- 少子高齢化
- 労働時間
- 肉体労働の側面
個人経営の店が多く、店舗の規模や業務員の数も大きく異なるのが特徴だ。
募集賃金
賃金が低いことこれは致命的な問題だろう。
他の飲食店もアルバイトの時給は安いことが多いが、それに合わせてラーメン店も安い時給設定で募集をかけるのは愚かだ。
ただ時給が安くなる要因として、ラーメン一杯の価格が安いことが致命的な要因にあるがラーメンがそもそも「利益」という点で効率が良い商売ではない。
- ハンバーガーチェーン店の例だと時給1500円にするには、セットのメニューを1000円にして
従業員の数を減らさないといけないという例がよく挙げられますが、これはある程度自動化や人員削減は可能な分野だ。 - ラーメン店でも内容が変化しないままに1000円以上に値上げすれば利用客が他に行くだけである。
ファーストフード店・丼屋・定食屋・弁当屋・ファミレス他
多々あるラーメン店で従業員の数は、ただでさえギリギリで営業しているため削ることや効率化も困難だと考えられる。
FC店と個人店の差
この両社では企業イメージの有無が大きく左右している。
雇用契約や労働環境についてもしっかりしていると期待できるため、雇われる側にもメリットは大きく学生アルバイトでも気軽に応募ができる。
安心度:大手であれば、仕事内容も研修・教え方などが固定化されていると推測できるため異業種からでも始めやすいイメージが強い。
不透明性:飲食店というと利用するには問題ないが、実際に働くとなると個人経営の店ほど良いイメージは無い。
反対に飲食店でもブラック企業のイメージがある牛丼チェーン店には時給が高いといわれも人は集まりにくく
マクドナルドやコーヒーチェーン店のようなファーストフード店などは時給が低くても比較的人材が集まりやすい傾向があるのは、イメージによる物が大きい
- イメージでプラスになっている例
- ファーストフード店
学生アルバイトや主婦世代が多い印象。働いている人の紹介などの背景もある。
勤めやすいマニュアルなどの印象や企業イメージ。
- マイナスイメージが大きいアルバイト
- 牛丼店・ラーメン店
基本的におっさんなイメージ。
明るいイメージは無い。 - コンビニチェーン店でも
最近では炎上騒動や各種バカッター的なアルバイトによる不祥事も大手コンビニでは発覚が多い為良いイメージは無い。
経営者がブラックな条件での契約でアルバイトに対してもろくでもない契約を結ぼうとしている事例の書き込みも多く有る為、進んで働きたいと思える要素が無い
少子高齢化
人が集まりにくい要素は、ラーメン店に限ったことではない。
現在の日本では働き手が圧倒的に少なくなってきており高齢化の問題が顕著に表れてきている。これからは更に悪くなると予想されている。
どこの産業でもそうですが、働きたくない仕事ということになると募集の数が圧倒的に減る。
募集が、集まったとしてもロクな人が来ないというのは必然と起きる。
面接のドタキャン・遅刻・など 人としてどうかと思えるパターン。
変化する労働者
働く人が少なくなるなかでも飲食店やコンビニなどでも外国人労働者は10年前と比べても相当数増えている。
完全に日本人の労働人口が老人が増えて働き手の人が減っているという構造なのでこれを抜本的に打開することは相当困難だろう。
会計の手間すら効率化しないのは愚策
すき家などどう考えても注文形式の会計をいまだ行っているが、普通に考えたら松屋のように食券制にすべきであるし
ラーメン店でも人員の効率化が図れないところは厳しいだろう。
人が居ないという前に作業を減らすことが出来ないようでは人の問題ではない。
仕事:営業時間を短くして売り上げ減でも人件費よりはコスト的にマシ?
労働時間
普通に考えても営業時間だけの仕事ではないということ。
- 仕込み。
スープだけで数時間~何日も
味玉・具材(ネギ)などのカット他 - 店舗の清掃
- 食器や器具の掃除
- 開店前・閉店後の作業(会計の準備など・従業員の管理に関することまで含めたらとてつもない)
さすがに3Kと呼ばれる仕事にカウントされるほどではないのですが拘束時間と賃金で考えると
やりがい以上の価値観を持てないと無理がある募集賃金に思える面が存在する。
アルバイトとパートの違い| 仕事
抜けていく人
働く人が居れば当然辞める人も居る。募集が来ないからといって辞める人を止めることは出来ない。
ラーメン店から独立する人が多いこともラーメン店の特徴だといえるだろう。
土木建設や介護といった仕事の方が作業的・精神的にキツイ面はあるかもしれないが、
肉体労働的な面と拘束時間・長期的に同じ作業を繰り返すことが確定しているという点ではキツサは並ぶだろう。
※土木建設(現場作業)や介護は介護で各々独自のキツサは有ると予想できますが。
離職率
ラーメン業界経験なくて成功する人もいれば異業種から成功するという事例も有るが
単純においしいラーメンだけを作って販売していればヒットするというものでは無いだろう。
Twitterなどでも突然従業員が退職届を出していなくなることで
回らなく事例が見受けられる
人が離れていく職場という物は、どこに問題があったのかは推測できませんが
きつい仕事であることは前提として考えられる
片方でパワハラが事件化する事例も存在している。
ラーメン店で、店員脅した疑いで客の男逮捕|事件
こういう報道があると人気店といえどもイメージは最悪のものとなる。
しかしながら個人規模の営業だと、雇い主が労働法や雇用に関する法律や常識に疎い人が多いため、結構まかりとおっているのが日本の中小企業のケースだろう。
パワハラやセクハラなどの対応も非常にザルであり是正される職場環境が構築されないのも問題だ。
自ら人材難を招いているとも考えられる。
- 突発でやめられても責任追及も困難そうな雇用契約にも思える
- 社員だったとしても法的に拘束することには道理が通じにくい感じもする。
賠償請求も難しいと考えられる。 - 基本少人数で店舗を回していることから一人欠けると営業時間短縮などするケースも見受けられるが経営者の責任としか言えない面も多い(反対に一人だけで営業している店舗も存在はしているし体調がすぐれなくともなんとか経営を継続しているラーメン店主も多く見受けられる)
店主・店員がDQN率がわりとある。
ラーメン店主見ていると、明らかに労働法違反じゃないのか?と思える勤務や、罵声などが飛び交う職場など、
声かけるだけでも怒声に聞こえる声質だったりと、働きやすそうなイメージは無い。
店主がDQNだと、客どころか店員すら定着しないので廃れる要素としては大きいだろう。
賃金安く、労働環境はキツク、作業は混雑タイムだと大変な仕事は、他の飲食チェーン店のマニュアル作業と比較するとアルバイトが付きにくいことは目に見えて分かりそうなものである。
肉体労働の側面
ラーメン店の仕事がどれだけキツイかの例。
- 毎日の長時間に及ぶ仕込み
- スープの仕込みやビール瓶、など重いものが多い
- 麺を茹でる厨房環境・スープを炊き続ける熱の暑さ。
- 麺上げなどの作業。
- スープのにおい。鶏ならまだよいが、豚骨スープとなると匂いが強い
普通に考えても体力があれば持つというものでもない。
これを年中繰り返すのだから、相当の根気と覚悟がなければ耐えられない。
店内での接客も存在するうえ行列店ともなれば並ぶ客の誘導も必要になる。
一概に厨房だけの仕事ではないともいえることから非常に広範囲な職業だといえる。
飲食店比較
ラーメン屋の仕事はキツイ。
仮に20代でラーメン業界に入ったとして、
23時に閉店して翌、早朝からスープの仕込みをする仕事を何十年と繰り返すという事。
休みも少なく、子育てなどにしっかりと参加しにくいとも言える。
若い時は良いが年を取るとキツさが増して感じられるようにもなるだろう。
それでもすし職人などの板前と比較すればラーメン店はオープンな職業だろうし、バイトや新人としては参加しやすい仕事であることと、求人数は多いのが実態だ。
飲食店の中でも産業としても大手が独占しているわけでも無く中小各社に比率が分かれているため魅力的な要素は大いに残る。
流行らないラーメン屋の特徴
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