脂と油の違いについて紹介します。
「あぶら」脂と油の簡単な違い。
脂は、常温で固まるもの。油は、常温で液体になっているもの。
脂
脂と呼ぶものは常温で固形であるもの。動物系の脂は、「脂肪( fat )」という単語が示すように動物性の物を指します。牛脂、豚脂(ラード・背脂等)、
脂とは常温で固形であることから、動物系以外に植物や鉱物のあぶらでも「脂」と書くことは有る。
牛肉の脂も和牛は脂ののりで高級感を出すなど、柔らかさと旨味で重宝される。融点は、30度~40度台が殆どの動物性脂の特徴
背脂は豚の背中のロースやバラ肉についた脂の事。ラードは旨味成分が多く、炒め物やスープなど様々な料理につかわれることが多い。
背脂を大量に浮かしたラーメン。日本各地に背脂を大量に使ったラーメンは存在する。新潟燕三条系ラーメン。京都の背脂ラーメンや尾道ラーメン東京の背脂らーめんは二種存在しており、ホープ軒のようなスープに背脂を大量に使う店と、ラーメン二郎のように背脂を乗せて使うなど。
脂の栄養価
脂には、旨味だけでなく魚の脂には貴重な栄養素がふんだんに含まれている種類が多い。
魚油(ぎょゆ)
魚の肝からとられる脂肪油。
魚の脂の例
- 肝油 サメやタラなどの肝臓の脂。ビタミンを混ぜたカプセル商品などで販売されている。鮫油も同様。
- 鯨油は、灯火用燃料として昔用いられたほかマーガリンの原料などにも使われていた。現在は需要もない為流通していない。
油
油は、oil
植物油が代表格で低温でも固化しにくい特徴をもつものが殆ど。サラダ油、菜種油、コーン油、オリーブオイル、椿油など
動物性だと、鳥の皮や身から抽出できる鶏油(チーユ)や魚のアブラは、常温で凝固する事がない。
工業用品の油
燃料オイル、潤滑オイル、固形はグリス類など
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