あさりの産地偽装問題、熊本県内の他産業への影響。

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熊本県のあさりの産地偽装問題について。今後は熊本産の各種品物が疑われる可能性が現実味をおびてきた。

現時点で漁協や出荷した人、販売者は行政から指導はされても罰せられていない。今回のあさりの産地偽装に不正競争防止法を適用していない。このことは今後も産地偽装は各地で起きているのでは?再度起こるのでは?、またはという意見が有る。
出荷量から遥かに上回る販売量と、中国産アサリと国産アサリの実際の価格の乖離(卸値で2倍~3倍程度の価格差)から生まれる利益差
熊本のアサリ漁業に関わっていた人達が不正な利益を上げていたことは確定したものとされるべき実態。

この事から、今後も同様の産地偽装が日本国内で行われてしまうのでは?という予想すら疑問視されている。
消費者を騙していたことから詐欺罪の可能性も考えられるが1人当たりの1回の金額が低い為消費者は泣き寝入りすることが現実的という問題も。

ポイント

DNA鑑定では熊本産以外の愛知県産や北海道産からは外国産アサリが特定されていない事。=検査結果が熊本産あさりだけが外国産アサリ

  1. 外国産のアサリをを熊本県産として販売|輸入物の貝類の危険性について
  2. 熊本県産アサリの問題|産地偽装
  3. 熊本県産アサリの問題から風評被害を懸念?
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店から消えた熊本産と変わって並ぶ中国産あさり。

アサリが「中国産」ばかりになった店の貝類の棚。※しじみなどは地域産地のもは並んでいた。

「2日まではすべて熊本県産だったが、3日は中国産しか入らなかった」という。

https://www.asahi.com/articles/ASQ236RQ0Q23TIPE00H.html?iref=pc_ss_date_article

こういうニュース見ていると、長年どれだけ中国産を熊本産として売っていたんだろうと思うばかりです。

吉野家のあさり豚チゲ御膳並盛とかアサリの産地がどこなのかすら公表していませんけどね。外食産業なんざ中国産食材ふんだんなのに、消費者がスーパーで中国産買うのは消極的なんですよね。

愛知産の価格が高騰

取扱量約8割減り品薄に…産地偽装疑いの熊本産アサリ出荷停止で愛知産の価格が高騰 卸値が例年の倍近くに

 熊本産アサリに産地偽装の疑いが判明し、8日から出荷停止となったことを受けて、名古屋市の中央卸売市場では愛知産アサリの価格が高騰しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dd6f9d9ef1e0bf2cd8214cb7c671b03e438a9034

愛知県産にシフトされている方が多い。アサリの産地としては北海道産も多いはずですが、日本全体で国産アサリ自体が近年採れる量が減っているのですからね。※熊本県産の国産アサリは50年以上前から激減の一途です。

愛知県産は元々採れる量が減っている。 ⇒ 国産アサリは品薄状態になる。

北海道産は、道内でしか殆ど流通しない。

熊本県でアサリの産地偽装が発生した理由

産地偽装の与えた影響として、中国や韓国近海の海で育った貝類を食べることに躊躇する人が殆どだという背景。
平気で動画で、「中国産でもおいしい」とか言ってる人が問題点全く無視して喋っているのが呆れる。
韓国の下水道処理施設が先進国並みではない事は周知の事実。

水産業界全体の意識の問題。
  • 摘発されなければみんなやっている。
  • 風評被害に合えば我々は被害者

こういった意識スタンスでいるからいつまでたっても産地偽装が無くならない。
普通の会社とか飲食店だったら倒産したり潰れますけど「漁業だったら」ということで許されていいわけがない。このアサリの産地偽装していた漁業関係者に返金処理もとめたら一発で自己破産に追い込むことできるだろうけど、罰則が現実的でない事が悔しい点。やり逃げ出来ることが致命的な欠陥。

今後も儲けの為に絶対産地偽装なんて「バレなきゃいいんですよ」的な思考回路で絶対やりそうでしょう。

影響大“熊本県産アサリ”産地偽装問題 福岡県のアサリ事情は

国産と中国産のアサリでは、実売価格2倍以上だよ。輸入コストとかあろうけども、ぼったくりも甚だしい。

熊本県のあさりは、最盛期の1977年には5万5732トンとれていた。
それが2020年度には21トンしか取れない状況になった。
漁師は50年前と比較すれば減っているだろうし、ここまで大規模な産地偽装を行うになったのかは理解できないばかりだ。明らかに消費者欺いた利益搾取の為の詐欺行為だ。

あさり豚チゲ御膳並盛|吉野家

ハマグリ

川口漁協が出荷したハマグリが大量に返品(熊本)2/8(火) 19:22配信 TKUテレビ熊本

県漁連によりますと「熊本県産」のハマグリの買い控えを懸念した指定商社全社が
あさってのハマグリの入札会に参加しない意向を伝えたため入札会は中止になりました。

また、活きハマグリを出荷している熊本市南区の川口漁協では2月3日に出荷した
およそ2トンの県産ハマグリが卸し業者から返品され、漁場に戻したということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/599879c4737f8f47fefcd380fbfe00cb40f1ad84

漁業の実態を見たことすらない人たちが、育てていたり狩りの実態わからない消費者は、貝類が被害をうけるのは分かる。

熊本県の県漁連に呆れる

(なぜ)風評被害で漁業者が生活できなくなる事態に追い込まれなければならないのか」

熊本県産のあさりが産地偽装していたんだから熊本県の漁業全体が信用失墜するのは当然だろう。いままでアサリの出荷数しらんふりして見過ごしてきたわけだし、自分の姿勢ただすことも出来ない輩の言い分なんざ筋が通るはずがない。

県漁連の会長兼 川口漁協の藤森組合長

県漁連の会長でもある川口漁協の藤森組合長は「漁業者を守るための補償が必要」として県や熊本市に要望などを行うことにしています。

よくもまぁこんな恥ずかしい事主張できるなと思う。今回のあさりを除く漁業者への保証は、県が保証するのでなく、川口漁協が補償すべき問題だろうに。

逆に消費者とか卸業者に返金する対応とらないといけない場合は、熊本県の漁協や川口漁協とかあっさり滅ぶと思うぞ。保証の前に責任とってから物は発言しましょうね。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20220208/5000014706.html

農水産物の問題

違反をしても大抵の倍は警告で済む、懲罰が甘い。
刑事告訴に関しては農水省が刑事告発すれば済むわけですが、現時点では行っていない。

漁協の問題

漁協関係者の責任は当然有ると考えてしまう。
海の管理に関しては、漁業権を盾にして「海は我々のものだ」と言わんばかりに一般人には高圧的な態度をとったりするため普通の人は釣りや海産物を取るのも年々ハードルが高くなっている。
この漁業権に関しては違反者を見つければ警察や海上保安庁につきだされ犯罪者になってしまうのに貝の産地偽装は一発逮捕でないと意味不明。詐欺罪で立件されるべきだろう。

畜育含めたあさり売買を漁協組合通さずに行えるわけがないし漁協黙認していたのだろう。
中国産のあさりの蓄養問題は何年も前に特集で報道されていたことから数年間放置していたといえる。

畜育も甚だ疑問で中国産あさりを食用としたものは検査対象になりそうだが畜育要に輸入されたものは一切検査受けない気がするのですけど。短期間で出荷していた罪は無いのだろうか?

シバエビの取引価格が下落

アサリ産地偽装の風評被害?シバエビの取引価格が下落【熊本】

「コロナ以前は(1キロあたり)1300円~1500円していましたけど、コロナ禍によって700円~800円に下落して、(アサリの)産地偽装が報道されまして500円とか安値になっています」

https://news.yahoo.co.jp/articles/4f7afcfee682664b4e9e8ac142e3bd89fbbd1618

熊本産のハマグリが売れないというニュースに続き今度はシバエビと。エビは回遊するけど小さいエビだと浅瀬ですからね…
今後は春先にワカメ、続いて夏にはハモなどが懸念されている。

思うこととして、エビは生きたままだったら、海外から輸入するのは高コストがかかるため現実的では無いだろう。店頭にならぶエビなら生きたままの買えばまず輸入物と遭遇しないと思うんですが。

シバエビも風評被害 アサリ偽装で「外国産」疑われ

熊本・天草のシバエビも風評被害 アサリ偽装で「外国産」疑われ

国産のほとんどが有明海で取れる「シバエビ」もその一つだ。漁が盛んな熊本県の天草地方では、漁業者たちがアサリ産地偽装の余波に苦しんでいる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6f5a98d87f31bda579144103d16af9ee019d78ab

県産地をブランドとして売っていた戦略のしっぺ返しだということ。

元々熊本産を大々的に売りにしてきたのだから、風評被害では無いと思うんですけど。あさりに関しては漁協というレベルの問題に思うし出荷しているのがエビだからといって消費者からみれば、他人事では済まされないでしょう。

今回のあさり偽装発覚後の県知事の姿勢もリーダーとしては怪しい点が見受けられた。

貝類の国産と外国産の品種の違いについて

この写真のあさりってスーパーで販売しているような貝類よりも相当育成期間長いだろう。アサリでも店頭に並ぶのは数センチ(2cm程度)のものが殆どだけど、大きい物だと10cm超えるというのに。アサリの問題でハマグリを例に出しても混乱招くだけな気がする。

漁協によると、全国有数の漁場である緑川河口域でとれるのは、日本固有の「本ハマグリ」で希少性が高い。川口漁協の組合長も務める県漁連の藤森隆美会長は、見分けにくいアサリとは異なり、外国産との違いははっきりしていると説明。「何もしていない漁業者が、なぜ生活ができない状況に追い込まれないといけないのか。アサリの出荷停止期間を延長してでも、産地偽装の撲滅に向けた仕組みを県と一緒に作り上げたい」と語気を強めた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220209-OYT1T50096/2/

地元産のハマグリ(左手前)と海外産などの違いを説明する藤森会長

https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20220209-OYT1I50035/

貝にくわしい人以外だと、日本近海に元々生息している本ハマグリと、回遊性のチョウセンハマグリを見極めることは困難だと思うんですけどね。

外国産との見た目の違い

鮮魚店でも「見分け難しい…」熊本産アサリに産地偽装の疑い 専門の水産会社に聞いた“外国産との見た目の違い”

 鮮魚店などに聞いてみると、国産と外国産の見分けは「難しい」「見た目ではほとんど分からない」「味と香りで分かることもあるが…」とのことでしたが、貝類専門の水産会社の方は「ポイントは色と厚みで、日本育ちは茶色、丸みがあって厚く、中国育ちはグレーで薄い」と説明しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8d9f725004263704a310e477ca5caeec4b26bb40

国産あさりに関して輸入物と見分けがつくという意見と、見分けるのは困難という二種類の言い分が見受けられる。
そもそも貝類は、輸入ものとの混合種も存在する事と、育った地域や水温などでも模様や色が変化するため、あさりに関しては、特に専門家でないと見分けるのが困難だという意見が根強い。
反対にハマグリなどは見分けやすいそうです。ただしハマグリの種類には東アジアから日本近海を回遊するチョウセンハマグリなども存在する。

実用的ではない日本産と中国産の判別方法

アサリの産地偽装はっきり 日本産と中国産の判別法、東京大など開発

 ネオジムは、磁石にも使われる希土類元素の一つ。同じネオジムでも中性子が多くて重いものと、逆に軽いものがあり、地質によって割合が異なる。こうしたネオジムが沿岸に流れ込んで貝の殻に取り込まれるため、ネオジムの重さの割合を調べることで、貝がどこで育ったかがわかるという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/76a2c9e5bd3ba72d85d48e7db8fdc7e39ceb01e8

この記事は、一般の人には全く役に立たない。もうDNA鑑定に依存するしかないのではと思えてしまう。

偽装する人は今度は愛知を狙う?

「中国産アサリの産地偽装」で、熊本県の次に狙われるのが愛知県といえる理由

 ちなみに韓国産アサリは、21年1年間の輸入量が約5752トン、金額が19億6900万円。1kg当たり約342円なので利ザヤは307円しかない。それでも大きな稼ぎになるが、中国産に比べると輸入量は5分の1と少なく、利ザヤも150円ほど少ないので、偽装する側にすると中国産よりうまみが少ない。

  • 東京都中央卸売市場の国産あさりの価格
    2020年12月~2021年12月までの13カ月間で平均価格649円
  • 中国産あさりの価格 農林水産物輸出入情報
    1kg当たり約188円
  • 中国産あさりを国産として販売した場合、1kg当たり461円の利益となる。(※輸入にかかるコストなどは含まない)

中国産を、国産として販売したほうが利益がうまいと報じている。韓国産あさりは中国産より割高なので利益のうまみが無いらしい。
従来は漁業や畜産物などを取り扱う日本人の良識の高さで食品の安全は保たれてきたが、現代は極端なこというと、日本の農作物盗んで韓国産ブランドとして販売している韓国人と極論大差ない感じもしてしまうのですけど。
貧すれば・又は大金にめがくらめば、日本人も大して倫理観が高かったりマナーが良いとはいえない水準なんですよね。誰も消費しぉゃの事考えずに物売るし、自分の責任が追及されたり疑われたら被害者ぶる始末。

マクドナルドの店員は「絶対マックは食べない」とのこと。

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