いきなり!ステーキが失速しているのか?

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いきなり!ステーキが失速しているというニュース記事があったので何故ここまで加熱が弱まったのかを考えてみたい。
高原価率のステーキ産業で拡大したいきなり!ステーキの暗雲はどこまで深い可能性があるのだろうか?
今後立ちなおせる要素はあるのか?

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いきなり!ステーキの価格のハードル

ワイルドステーキ300g

ワイルドステーキ300g


1000円代から数千円のステーキ
サラダやスープもつけると+300円~500円程度かかる。
ドリンクも注文するとさらに数百円。
会計価格は安くても2000円程度かかる結果となる。

ランチタイムメニューのワイルドステーキとワイルドハンバーグは過去数回値上げしており
現在ワイルドステーキ300gは税込みだと1500円程度である。
いきなり!ステーキのワイルドステーキの値段が上がったので研修センター店の価格を見てみた

一回数千円の食事であればいきなり!ステーキ以外の選択肢が強いという背景もある。
いきなり!ステーキでワイルドステーキ300g会計価格と注意点など

ニュース記事より
いきなりステーキ失速 客の声
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6343706
この記事で吉野家の牛丼の方がお得感が良いといった記事があるが、
ステーキハンバーグと吉野家の牛丼を比較するのは愚の骨頂だろう。
単に肉だけだと吉野家の牛皿ファミリーパックや、牛すき鍋のファミリーパックが妥当な商品だろうし。

会計価格の分かりにくさ

『グラム数カット』の注文のステーキにくは7.5円などという価格で
税別表示であることも併せて、
会計時の値段がさらに分かりにくくなっており、高い印象は強い。

フードコートにまで展開するのも謎
フードコート内外食としては高い価格でありそもそもフードコートで食事する層とミスマッチなのでとしか思えない。

いきなりステーキは、ファミレスのペラッペラのステーキの味よりもマシですが、ファミレス価格よりも 高い位置づけがいきなり!ステーキではある。数千円のステーキ屋としてはイマイチに感じるのだ。
会計後に「高い」という印象だけが残るとマイナスイメージは大きいのだろう。

乱立するメニュー

いきなり!ステーキでカレーとか牡蠣とか一部店舗で販売開始したことも謎路線に向かいだしたと感じる一因。
他でも食べれるメニューをいきなり!ステーキで食べたい動機にはならないですよね。

むしろステーキの品質をもっと向上させることの方が先にすべきなのではと思えるし
サラダメニューも変なのを乱発し過ぎな気がしてならない。

吉野家を比較対象にいれるのであればアメリカ産牛肉を使っているハンバーガー店も比較対象にすべきだろう。
価格だけで比較するとマクドナルドがワンコインメニューを販売したり辞めたりを繰り返していることを考えると
※100円バーガーが未だ存在するマクドナルドは、過去に高級路線を打ち出したが一時期のキャンペーンだけに終わった。
日本マクドナルドにもとめられているのは高級なハンバーガーではないのだ。
アベノミクスだとか最低賃金のニュースばかりに囚われて、実際の平均所得の人たちの物価感からかけ離れた人たちでは気づけないのだろう。
日本の昼飯の価格は500円代が最も多いのだろうと考えられる。

※反対に個人経営のラーメン店は高価格路線で1杯1000円超えを着実に歩み進めているところは期待したい。ただし薄利でしょうけども。※一部ぼったくりチェーンとか個人店も存在しますけど。

ターゲットの迷走

ワンコインランチの客層をターゲットにしていない時点で、相当ターゲット数は最初から減る。
⇒うまくいけばよいが、下手すると瓦解する。

マクドナルドのようなバーガーは、パンやポテトなどの副産物が占める割合が高いので価格は抑えられるが、ステーキは牛肉がメインなので原価を抑えることができない。
ターゲットをどういう層に的を絞っているのかがいきなり!ステーキからは見て取ることができないのだ。
都心部の裕福な層が立ち食いステーキを頻繁に一人で利用するはずもないし
モールのフードコートで家族連れが数千円のステーキを食べるはずもないだろう。
大食いの独身客狙いだったとしても需要に対して価格と品質からそもそも的外れな面は否めない。

立ち食いスタイルのマイナス影響

1人
向かいに座ってる人が近距離に見えるため圧迫感が大きい。
知らんおっさんの顔が視界に入る状態でステーキ食べたいか?
おっさんの顔見ながら食べるステーキというだけでも、吉野家のカウンターの距離と比較して居心地の悪さはいきなりステーキは最悪度数に該当するだろう。
対面なのに間に調味料とか置いてあるだけで顔が向かいに見えるのは、正直居心地が悪い。不快指数とことん上げているこの作りはそもそも変としか言いようがない。
ペア客
二人組で行っても横並びで食事することになる。
カップルだったり、会社仲間といくにもちょっと違う場所な感じ。
1人客向けような印象だけは残る。
ペア客で向かいに知らないオッサンのペア客だったりすると実に悲惨だろうな。
ファミリー層も狙えない。
家族向けの作りではない席の構造である為、くつろげないという仕組みはデメリット

いきなりステーキに一回行っただけで「いいかな」となる人は意外と多く存在している。
立ち食いを強みにしていたのにステーキの価格まで高くなったことがダメな原因だろう。
一人客狙うにしても、一人客向けの焼肉料理屋も少ないわけでもないしランチタイムなどお得な価格で提供していたりするので『ステーキ』を食べる必要性が少ない気はする。

サービスと品質

脂身が結構多かったり筋が多かったりする肉質のバラつき。
一番安いステーキメニューのワイルドステーキだと 噛み切れなくてという声は多く存在している。
オーダーカットステーキですらすっごい塊の脂身が出てきたことも有る為正直がっかりした。


いきなり!ステーキの一番高い肉 黒毛和牛真芯サーロインステーキを食べてみた

国産牛のステーキで最も高い肉ですら美味ではなかったのがガッカリした。

店員の差

一流シェフが焼いてるとかでもないので調理技術にそもそも価値が見いだせない事。
店舗によっては接客の態度も悪かったりする。

当たりのお店を見つけると良い⇒
店舗でサービス品質のばらつきが大きい
肉品質が安定しているかどうか⇒
肉質は日によっても大きく印象が違う。
サービスにムラがあるの⇒
肉がメインなのに安定していない品質は不安。

全店で統一されていない仕組み
店舗で違う注文システムを導入しているのも問題で、A店では席で注文がすむものが、B店だとオーダーカットの場所で注文しなくてはならなかったり、不便極まりない。同一のチェーン店なのに共通でないシステムは混乱するだけである。
外国人スタッフ
外国系なしゃべりのスタッフが居る店舗も有ったけど、外国人対応には受けよくても日本人に対してはやっぱり違和感は残る。

まずい、高い、接客悪い。となると客足が鈍るのは目に見えているだろう。

牛肉って、本来は高級品

牛肉が本来は高級品である点。
1kgの牛肉を作るのに相当な量の穀物や労力がかかっている事。
原料の価格が元々高い点は解消することができない。
もともといきなり!ステーキは高原価率でもあるのだ。

ランチステーキの問題
ワイルドステーキは肩ロース
ゴムのような食感と書き込まれた感想が多く硬くなりがち。
筋も多い。
ランチステーキが不味いといわれる要因はここにあるのだろう。
利用価値があるとすれば、ワイルドステーキ(150g)とハンバーグ(150g)のセットメニューくらいだろうか。
ワイルドステーキ&ハンバーグのコンボ 2回目 

ワイルドステーキ&ハンバーグのコンボ 2回目 

お勧め
乱切りカットステーキ200g 2019年1月5日

乱切りカットステーキ200g

乱切りカットステーキは
サーロイン、リブロース、ヒレ、等、色んな種類が入っていきなり!ステーキの中でも、割りと低価格なので好き

いきなり!ステーキが、現状大して安くないし、不味くはないが、特別に美味い訳でも無い。

自炊派の意見

「自分が焼いたほうが満足度が高い」という意見は多い
これを否定するために

価格の比較
自分で肉買って調理した方が安いのは当たり前。
霜降りの和牛でなければ、
グラム 2円から数円で、品質が良い肉はそれなりに買える。

自炊のデメリットとして

器具
キチンとしたグリルや鉄板、ナイフなどがあればまだよいのですが普通の一人暮らしだとこんな器具容易している人は少ない。
手間のコスト
調理する手間、牛脂などを用意しないといけないこと、食器の片づけ、室内に匂いがこもるといった問題がデメリットにあがる。
手間
調理する手間、牛脂などを用意しないといけないこと、食器の片づけ、室内に匂いがこもるといった問題がデメリットにあがる。
ソース
ステーキソースの味にも左右される。

いきなり!ステーキの赤字への顚末は、素人でも容易に想像がつきましたよね。
※2年位前から下火傾向だったこと。
※アメリカへの進出がコケタことでも、「本場のステーキ」が滑っているうたい文句なのは見て取れる。

昔から『飲食店を長続きさせるのは難しい』と散々言われてきた中、素人でもこう想像するのは容易。
飲食店は個人経営でほそぼそと運営しているのであればまだしも、中規模になるとハードル胃が一気に上がる。
さすがに何か特別な強みがあって大展開してるんだろうと思いきや、
あまりにも典型的な廃れ方になってますよね。

こうなってはいけないと飲食の人なら誰もが学んでることだと思ってましたが、そうではないんですね。
ファーストフード店・ラーメン店でもここまで急激に拡大しないだろう。
カレーの販売や、牡蠣の販売のワンマンっぶりを誇示する会社の姿勢。
一時的な売上と利益だけが目当てだったとしてもコレだけ店舗数を作る意味が理解できなかったりする。

いきなり!ステーキでの一食1000円代後半〜2000円する、ということが、平日の昼飯として受け入れられる価格設定ではない。

2000円から3000円出して牛肉メニューなら他の店というパターンが多い。

だから「よっしゃ、また、食べに行こう!」って、気持ちにならないのがいきなり!ステーキだろう。

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