孟宗竹で国産メンマを作る?|ラーメン知識

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孟宗竹で国産メンマを作る?

孟宗竹で国産メンマを作る?

これは「メンマ」と呼んでよいのか甚だ疑問だ。
※特に限定してメンマの品種が麻竹と限定しているわけではないのでしょうけど違和感は残る。

孟宗竹で国産メンマを作ったらそれって
椎茸材料に作った「松茸**」みたいな何かだろう?と思ってしまった。
里芋使ったフライドポテトとかサツマイモ使ったフライドポテトって別種ですよね…。

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栃木県産孟宗竹で国産メンマを ラーメン多様化、要望多く 県特用林産協会と丸松物産

県特用林産協会たけ振興部会(部会長・若山太郎(わかやまたろう)ワカヤマファーム社長)とメンマ製造老舗の丸松物産(東京都世田谷区、松村大輔(まつむらだいすけ)社長)は、国産メンマの製造に向け動きだす。

麻竹の代わりに孟宗竹という発想はわからなくもないのですが原料の品種変えると、それって「メンマ」と呼んでいいのか疑問視したいのですよ。

国産メンマ?

基本的に国産メンマとして麻竹は中国・台湾・沖縄の一部に自生しているとされている。
国産メンマとして出回っているのは高級品で流通は通販サイトなどてもまず見かけることが無い希少品。
沖縄だけだと到底日本のラーメン店のメンマ需要にこたえることができるはずもない。
※とごかのWEBサイトで沖縄でメンマを作るという記事があったはず。特に商用として生育されているような印象は無かった。

孟宗竹で作ったメンマを「国産メンマ」と呼ぶのはいかがなものかと思ってしまう。
※孟宗竹というのは幅が太い竹で一般的な筍で出回っている品種のあれである。

ソウナンですか?(5)
ソウナンですかでイカダに使われるような竹だ。

元々メンマの原料は麻竹であり、孟宗竹だと筍から加工ということになり、原料の種類が違う事が最大の問題点。
この辺りはメンマの原料もとい品種についてまで詳しい人は少ない為一般に「国産 孟宗竹メンマ」を浸透させるのは可能だろう。
市場を囲い込むとしてはハードルは低い。
モウソウチク
孟宗竹で加工して作った「メンマ」が美味なら受けいられるのでしょうけども。
今まであえてこの事に挑んできた人が居なかったのも疑問は残る。
筍は、日本国内でも普通に食されていたのに、メンマだけわざわざ中国とか台湾から輸入して製造してきた要素だ。
乾物にする技術なら日本でも魚介類の干物は多いし、発酵食品でも東アジアでも劣る要素はないはずだがメンマは現在の2020年まで中国産依存だったわけだ。

メンマとラーメン

現代のラーメンでは必ずしもメンマが入っているラーメンは一般的とは必ずしも言えない。
博多とんこつも、ラーメン二郎にもメンマは無い。
メンマの代わりに穂先メンマを採用していることも多く、
普通に筍だったり、他の食材を起用しているラーメン店も多くあり
メンマがラーメンに必須食材ではないともいえる。
※私的にはカリウムとか食物繊維は多いのでメンマは好きなのですけどね。店によっては味付けがイマイチだったり硬すぎるところもあるので店舗差による印象は結構大きい食財。
メンマ嫌いな人が一定数いることも分からなくは無い。

ラーメン発見伝(才遊記だったかは忘れた)などでもメンマ不要説は出ていたので数十年後「メンマ」の立ち位置がどうなっているかは不明だろうな。
メンマ(麺麻)とは|食品|カロリー

価格の問題

ニンニクだと日本で一番多く生産している青森産と比較すると、
中国産ニンニクでは、数倍の価格差だったりしますし、国産だったからといって安いとは到底考えにくいですよね。
生の食材でもこの価格差。

国際間の流通などの面踏まえても中国よりも安く加工品のメンマを製造できるとは考えにくいきがするのです。

国産の筍の価格考えると、買いたい値段では無いですし、
市販されている瓶や総菜のメンマの価格から考えても、国産にしたら安くなるのかとどうかは微妙な気がしてしまう。

メンマ

麻竹(マチク)という竹の発酵食品。
筍状態で刈り取って干して発酵させて水戻しして味付して食される食品。
今回の記事では、高騰化が焦点になっているようですが、国産で需要あつめても価格を抑えることは難しい気がしてしまう。
メンマの栄養価とダイエット効果について(カロリー・糖質量等)

※メンマが無くても「ラーメン」は成り立つので無理に国産で孟宗竹をメンマ代わりに制作する必要はないだろうし、麻竹を日本国内で養殖できないのかは疑問が残る。
竹の品種の差に極端な壁がなければ、何竹でもよいのでしょうけども。
日本に孟宗竹が比較的全国的に生えているのが要素なのでしょうかね?
麻竹のメンマと、「孟宗竹のメンマ」の差異を公開してからの議論となるのですかね。

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