長浜ラーメンの屋台がピンチという話題。

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文字「長浜ラーメンの屋台がピンチ」

長浜ラーメンは、博多漁港に隣接するエリア発祥の豚骨ラーメンのこと。一般的な博多ラーメンはこの長浜ラーメンを指している。
博多ラーメンの発祥の地ともいえる、長浜ラーメンがピンチと聞くと悲しげな感じもするがその理由とは何なのか?

長浜ラーメンの写真

長浜ラーメンのイメージ写真

長浜ラーメンの屋台がピンチという話題。について触れてみる。
豚骨出汁を白濁させた乳化スープと細麺の長浜ラーメンは、博多とんこつの代表格として揚げられるラーメン。

長浜ラーメンとは?

長浜ラーメンは、博多漁港に面する長浜で生まれたラーメンのこと。元祖長浜屋が起源とされることが多い。博多ラーメンと長浜ラーメンとの細かな差異は現在無い。

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長浜ラーメンの屋台がピンチ かつて15軒→0軒の日も、なり手不足

 長浜ラーメンが生まれた福岡市の長浜屋台の存続が危ぶまれている。かつては15軒あったのに、最近は営業している屋台が1軒あるかどうかという寂しい状況。市は再三、新規参入を公募してきたが、なり手はおらず先細る一方だ。

https://www.asahi.com/articles/ASQ5D3S2XQ4GTLZU003.html

福岡市が浅はかに思う。「市は16年以降3回、長浜地区に参入を呼びかける公募を実施」とあるが、市がどれだけ呼びかけても先行きに魅力が無い事業をわざわざやるバカは居ないだろう。なんというか役人思考だよなと思ってしまう。

とんこつラーメン について|ラーメン知識

土台

「博多ラーメン」という大カテゴリーで認識されていること、とんこつラーメンというイメージしかないためルーツが解らな人にはちんぷんかんぷん。
博多ラーメン(とんこつ)と、長浜らーめんと、久留米ラーメンを正しく違いが答えられて区別がつく人の方が圧倒的に少ないだろう。

 市は屋台基本条例施行後の2016年、もとあった場所から少し離れたところに屋台を再配置し、上下水道や電気を整備した。しかし「以前と違って風を遮る壁がなく、道路を飛ばす車の振動で揺れる」と屋台店主には不評。その一方、屋台から多店舗展開に切り替える経営者も現れ、長浜まで足を延ばさずに市内各地で食べられるようになった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/abe32ea358dd16f8ebc9a39f4a10f00467e4b936

市が協力してもこんな感じだと果たしていかがなものかと思ってしまう。どちらかという営業車の高齢化の方が致命的なんでしょうね。

長浜ラーメンの屋台の問題点

博多とんこつラーメンが、昨今人気ではないこと。
マスメディアの露出など。1980年代~1990年代のブームのように起爆剤にはなりえない事。
昨今は二郎系、家系、鶏白湯、ベジタボ、鮮魚系、他各種様々なスープが在る為、博多とんこつというだけでは注目要素が弱い。地方の名産ラーメンが注目させていたのは平成中盤くらいまでだ。

チェーン店でも一蘭や一風堂が世界的に展開しているため、福岡の博多まで来てさあ、長浜まで行って「本場の長浜ラーメンを屋台で食べようか!」とはならないだろう。そこまで濃いラオタは人口比率から考えたらラオタの中でもごくわずかだ。

地理的な問題

長浜が近くの天神や中州に比べて観光要素が弱い事。わざわざ魚の卸市場である長浜に来る観光客がいるかという点で集客面で劣る。
中州などの屋台は完全に観光客を相手にした商売になってる感じもしていた。

地図見たら分かりますが、博多駅から離れていくごとに、キャナルシティ⇒中洲⇒天神⇒長浜と西に向かって遠い為、長浜迄わざわざ足を運んで長浜ラーメンとはなりづらい。観光客の導線としても引きが弱い。

博多ラーメン(長浜ラーメン)の多様化

店舗型の博多ラーメン店が増えた為わざわざ屋外の屋台でラーメンを食べる需要が減っている事。

時期的な要素
コロナ禍だとそりゃぁ無理
屋台のような密の作りの店舗は無理がある。換気・密度・衛生面で不安点は大きい。
ただでさえデリバリーとかに積極的に参加しているラーメン店の数がどれだけあるのか考えると屋台のラーメン店は到底戦うのがハナっからキツイでしょう。

屋台について

福岡市屋台基本条例
博多駅近辺でも屋台の許可証やら色々と問題が何年も前から問題が有り、魅力が薄い事。
次世代のラーメン店の成りてなら店舗がある方選ぶでしょう。昭和じゃないんだから。
屋外で営業する屋台は、天候にも左右され客足はさらに何倍にも店舗よりも集客性で劣る。

設置の手間
屋台の設営は、営業毎に毎日やらないといけない。屋台の設置に労力と時間がかかること。
ただでさえラーメンの仕込みから営業までキツイ仕事を屋台で営業するとなると、若い人がなりたがる魅力が薄い。屋台といってもラーメンそのものが客単価が低いこともあり、報酬となる賃金的にも魅力も低い。
店舗型のラーメン店と比較するだけでも屋台型は魅力的には映らない。

ラーメン店との比較

ラーメン屋が力仕事+薄利多売+長時間労働、(仕込み+営業時間)で魅力が少ない事。(現に店舗のホールスタッフの賃金は低い。店主や厨房担当は店舗によりきりでしょうけど仕込みをする人は勤務時間はかなりブラックとしかいえない趣味の次元な仕事である。)
どちらにしても様々なラーメン店比較しても屋台固執の長浜ラーメン店に期待できる要素は無い気がする。
昨今フランチャイズのラーメン店募集も多く仕込みなどは本部の向上から手配されることを考えると一から仕込みから提供までやらないといけないラーメン店で独立派ハードルが高いうえに、さらに屋台という点でも魅力はかなり薄いだろう。
過去のラーメンブーム時代などに1店舗で数百敗の売り上げなど伝説のように耳にすることはあれども、現在のラーメン店では到底考えにくい。現在の人気店だと行列や待ち時間の問題などからも近隣に迷惑をかけないように整理券や予約制にするなど必至だ。

「ラーメン評論家」と「売れ続けるラーメンの作り方」

問題点

博多とんこつラーメンの定義も曖昧な中、昨今のラーメンの流行と比較しても数週遅れの感じはいなめない。
一蘭とか博多とんこつスタイルで頑張っている会社もあるでしょうけど、特段福岡のとんこつラーメンに対する魅力要素は無いわけだ。各地に博多とんこつ謳ったラーメン店が無いわけでもないですけど、今更博多のとんこつラーメンに特段の魅力が無く起爆剤になれる余地は見いだせない。

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