熊本県産として販売されているアサリは、中国や韓国から輸入されてきたものだったという産地偽装問題について。
輸入アサリが国産に アサリ産地偽装の実態は【報道特集】
農林水産省は漁獲量を大幅に上回る熊本県産のアサリが販売されている疑いがあるとして、去年10月から12月末まで全国の小売店1000店舗余りで実態調査を行いました。その結果、この3か月の推計販売量は2485トンで、おととし1年間の熊本県での漁獲量21トンを大幅に上回ることが分かりました。また、熊本県産として販売されているアサリを買い上げてDNA分析を行ったところ、およそ97%で「外国産が混入している可能性が高い」と判定されたということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220201/k10013460531000.html
DNA分析の結果、およそ97%で「外国産が混入している可能性が高い」(31点中30点が混入の可能性)ということで、ほぼ100%に近い為真っ黒だな。幾分かは、畜養した外国産あさりに国産のアサリがまじっていることも無きにしも非ずでしょうけど、まじめに熊本で生まれて育って採れたアサリ出荷していた人は悲惨だろう。
疑いのある産地偽装に関して「産地偽装110番」に連絡することを推奨している。
対応と罰
熊本県の蒲島知事は30日に、県漁連に活きアサリの出荷を2カ月間停止するよう要請した。
消費者庁など関係機関と連携をとり、厳正に対処する方針。
ただし今回の熊本の偽装問題はここ数年の話ではなく十数年にも及ぶものと推測される。親の代から産地偽装があたりまえだったとか、他の過半数の熊本のアサリが偽装だったことから考えれば、熊本県が故意にこれを肯定していたとしか言いようが無いのだ。全国にバレたから対応するといった後手に見えてしまうのは何なんだろう。漁獲量に対して出荷量が数十倍~100倍近く有る時点で疑惑が確定しているだろうに、熊本県は見逃してきたのだから。
真の熊本県産アサリ
県知事の要請で割を食う人たちがいる。約5ヘクタールの漁場が広がる八代市の不知火海鏡町漁協で、おととしの漁獲量が県内の4割を占める8.5トンは純粋な熊本県産のアサリ。後6割程度の12トン程度が熊本県でまともに採れる国産アサリである。2000トン近くが輸入アサリであったことがまともに育てて収穫していた人たちがダメージを追う結果に
「アサリ産地偽装は何十年も続いてきた」熊本の漁協組合長が語った偽装の実態
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/870722/
実際の漁獲量をはるかに上回る「熊本県産」アサリが全国に出回っていた。生産に携わる地元漁協の幹部は「生活と経営のためだった」と、偽装を黙認してきたと打ち明けた。店先からはアサリを撤去する動きが出始めた。後を絶たない生鮮食品の産地偽装。「一体何を信じて買えばいいのか」。消費者は憤った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/21fa803ed0cf3b650a576cc2610818fea64aa773
もうなんというか呆れるばかりだ。
動画の報道内容
酒蒸しや味噌汁など日本の食卓に欠かせないアサリですが、中国産を巧妙な手口で国産にすり替える大規模な産地偽装が横行していました。3年にわたる追跡取材で、その実態が明らかになりました。
愛知県の三河湾 産地のものは元々16年間水揚げナンバー1だった。それがいつの間にか熊本産が日本一になっていた。
- 疑惑
- 熊本県に容量が、そんなに大量には無いのに、現実には大量の熊本からのアサリの出荷。
この事は、産地偽装をほぼ100%行っている。 - 日本のアサリの数量
- 国内の漁獲量4400tにも関わらず、熊本から年間7000tくらい出荷している現在。本来は天然の熊本産アサリは21t
- 問題点
- 店の人は全く判別できていない。この動画内で築地市場の販売店ですら、「中国・韓国産は、まず無いよ」と言い切っているが熊本産がまさか産地偽装された中韓産だったとか笑えない話である
食品表示法
原産国より長い期間国内で育てた場合国産と表示可能
最も長い期間育った所を産地(国産)とすることはセーフ。
※牛肉なども牛を輸入してきて一定期間国内で育てたら、国産として売れますがこれは数年に及ぶ飼育期間が必要。
※本来の場合貝類だと他の産地で採れた稚貝を育てて出荷という方法は有る。
熊本県産あさりは、たった数日であり1週間にも満たない。
畜養そのものは違法ではないが国産と置き換えるのは疑念視されるべきこと。
熊本県産のアサリ問題は輸入した貝を一度海辺の砂浜に戻す。そして数日で取り出して国産として出荷することが問題である。
産地偽装はハイリスク
このうなぎ問題とは異なり⇒中国産鰻を国産と偽って表示 約16万個販売 奈良のうなぎ店熊本県産アサリは、出荷元が産地偽装しているのでかなり悪質だとしか言いようがない。出荷量が数千トンという単位の為、熊本県産のすべて物が怪しく思われる水準の問題だろう。
古くは雪印の問題から産地偽装は大きくバッシングされるべき姿勢がとられてきたが20年近く経過しても偽装が無くならないのは利益目当ての行為であり完全に自己中すぎるだろう。
食品の産地偽装に関する調査・監視体制が国がしっかりと取り組んでいないことも疑問視されるべきだ。「産地偽装110番」も用意されているようですが、私利私欲に走る業者がこれほどいるのかという疑問。「バレなきゃ良いんですよ」といったセリフが頭によぎる。当然日本各地の海鮮に対しても記念しする意見も多数見られている。
輸入物の貝類のリスク
貝類の輸入物の危険性として、そもそも貝は海辺や海底の砂底を生息場所とするものが殆どであること。これは海底が綺麗な水質であれば問題ないが、海水に有害な物が含まれている可能性が有る場合、遊泳している魚と異なり底にほぼ定着して住んでいる貝は有害な成分すら濃縮して身の中にためてしまう可能性が有るからだ。アサリは干潟や泥に近いような海底に生息している。産地偽装されていたら消費者は、その危険性を回避する事ができずに口にすることになる。有害な物を少量でも頻繁に口にしていたら人も同様に害を蓄積することになる。
アサリ含む貝類は、殆どの種類が丸ごと身を食す。鰻や魚はさばいて身をメインで食べる。この違いとして貝の内臓なども食べてしまう事が大きな危険要因となる。
中国産アサリが使われている商品
- 冷凍シーフード。
- 外食チェーンのアサリ
冷凍シーフードに関してはまいばすけっとの物などは冷凍食品の殆どがほぼ中国産だといえる。(ブロッコリーなども)
オーケーの冷凍シーフートは、アサリが入っているシーフードミックスはアサリが中国産、イカとエビのシーフードミックスはイカが中国産でした。※シーフードミックスのような冷凍食品は何十パーセント以上が国産であれば、『国産』表記が可能な為万全とは断言できません。外食チェーン店に関しては公式サイトを各々原産地確認してください。
中国産あさりの危険性
中国産アサリから除草剤検出、なんでこんなことになる?
2018年も中国産あさりから除草剤「プロメトリン」が検出される例が複数あったが、その理由には驚かされる。「中国の養殖場では藻が繁殖するのを防ぐため、海に除草剤を撒くらしいんです。日本では考えられないことです」(豊洲市場関係者)
https://www.news-postseven.com/archives/20190127_854986.html
この記事ではアサリ以外にも、はまぐりやしじみも産地偽装されていると紹介されている。中国産のハマグリからA型肝炎ウイルスが検出されたこともあるとのこと。
A型肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV)感染による疾患である。一過性の急性肝炎が主症状であり、治癒後に強い免疫が残さ れる。HAVは糞便中に排泄され、糞口感染で伝播するので、 患者の発生は衛生環境に影響されやすい。A型肝炎は発展途上国では蔓延しているが、先進国では上下水道などの整備により感染者は激減している。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/320-hepatitis-a-intro.html
想像以上に輸入物の貝ってヤバイ気がする。
中国が世界第二位のGDPとか言われていますが、中韓の海がどれだけ汚いのかは周知の事実ですよね?中国は河川すらも怖いですし、韓国がまともに下水道の処理施設が無い事は再三いわれてきたことだ。それでも韓国産の蟹なら、漁場は日本海だから問題ないとか抜かしている輩がいましたけど、汚い水に一時でも付けられた蟹食べたい日本人はどの程度いるんでしょうね?(中国産もほぼ同様。)中国の工業廃水や農薬から出た水についての知識は欠如しているのでしょうけど。すき家のキムチは韓国産?
プラスチックごみ等は、規制されてきているが、人体の健康へのエビテンスが無いことから強く国際的に規制されていない。プラスチックだけでなく発泡スチロール「ブイ等」なども含まれる。
あさりの輸入物と国産物の違い
日本固有のアサリと輸入物のアサリの違いは専門家ほどのプロなら見極めれますが、素人には無理。この理由として本州のアサリと北海道のアサリでも色合いや最大サイズが異なる事、地域や時期によって色と模様が変わる特徴の為です。個体差もかなりある為判別はかなり難しいと言える。
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