背脂ラーメン とは?ラーメンに背脂(豚の背中についたラードを濾して投入)したラーメンのこと
backfat
背脂ラーメンの種類
背油を網で濾してラーメンに振りかけるタイプが「背脂チャッチャ系」呼ばれる。ラードは豚の脂全般を指すが、背脂は肩ロースや豚バラの背についた脂の事を示す。背脂ラーメンは寒いエリアに多く、各地にもラードを用いたラーメンが存在しています。
燕三条系
燕三条系 煮干しの出汁スープに背脂をたっぷりふりかけて乗せたラーメン。新潟県燕三条市発祥 岩海苔を添えた「らーめん潤」など。大油。鬼油など真っ白くなるまで油を注ぐメニューも特徴的。豚の油といっても臭みなどは殆どないのも特徴的でクドサも想像するよりも弱く飲みやすい。
背脂ラーメンの元祖は、燕三条系だとも考えられる。
- 店舗例
- ラーメン潤 新潟発 東京にも3店舗ある
地域毎に存在する背脂ラーメン
動物系スープに醤油だれのラーメンに背脂を入れたラーメン。豚骨などのスープに+背脂をふりかけたラーメン。
地域は各地
東京
東京はラーメン二郎はたっぷりな脂をマシやマシマシで追加できるが、これはチャッチャ系とは異なり脂だけで乗せる。
- 店舗例
- ホープ軒
- らーめん弁慶 浅草本店
- ごってり麺ごっつ
- らーめん香月
- 限定ラーメンで背脂を用いる店も
- 背脂豚中華と岩のり|亀戸煮干中華蕎麦つきひ
- ラーメンソレナリで、平日限定「背脂コッテリ醤油らーめん」
京都
鶏ガラスープに背脂をたっぷり浮かせたラーメン:来来亭
京都ラーメンについて|ラーメン知識 (ご当地ラーメン)
背脂ラーメンに共通する事
中太~太麺のコシが強い麺を用いることが基本。
スープは動物系だったり魚介系だったりと様々。白湯・清湯とわず幅広い。
タレも醤油・塩・味噌全般で販売されている。
まぜそばに背脂を振りかける店も現れてきた。
期間限定台湾まぜそば らーめん潤亀戸店
ラーメンと脂の関係性
現在こそ、背脂含めたラードだけでなく、鶏油(チーユ)ハット(牛脂)や魚の脂、等も使い分けがされている他、ごま油やラー油、マーユ(ニンニクの焦がし油)、ネギ油(油と焦がしネギ)、オリーブオイルなどの植物油など「油」一つとっても多岐にわたる使い方と味付用途が有る。
香辛料同様、脂・油の使い方も幅が多くなっているアイテムの一つといえる。
寒い地域と背脂は関係性が高く、油を上にそぞくことでスープの熱を閉じ込める役割も果たしている。
コメント