マーガリンは何が危険なのか?(トランス脂肪酸の問題)

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バターの代価製品として使われるマーガリン昭和の時代には、健康・安価というイメージで販売されていましたが、2000年代には、欧米や欧州などでは禁止される所も出てくる始末。
トランス脂肪酸の問題でマーガリンが危険視されていますが、一体何が危険なのかを紹介します。

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マーガリンを食べるのは人だけ?

学校給食でもたまにマーガリンが出ていた記憶はある。
実家でも普通にバターは高いので安いマーガリンを頻繁にパンに塗って食べていた記憶はある。
当然危険なものだという認識は欠片ももっていなかったが、2000年代に入ってからマーガリンを取り巻く環境は、180度変わった。
トランス脂肪酸とは
マーガリンは植物油脂であるから安全とされていたが、 水素添加などという科学処理が施された物質だ。
アリを使ったテストなどでもバターには蟻は寄っていくのに対して、マーガリンには蟻すら寄り付かない物もあるらしい。ただしどの製品でも蟻がまったく寄り付かないわけではない。

トランス脂肪酸は自然界には存在していない物質であり、それを食べているのは人間だけという現状。
マーガリンをどの程度食べてはNGなのかというと、トランス脂肪酸の含有率が高い製品だと 食パン二枚に塗って食べるだけでもアウトという数値らしい。
この事を知らない人の方が多いのではないだろうか?
私も過去には普通に食パンにマーガリンを塗って食べていたことを思い出すとゾッとする。

当然の事だが、バターであれば、トランス脂肪酸の問題は存在しない。“マーガリン”だけが危険なのだ。
ただしバター等の乳製品は、海外からの輸入には関税が高めに欠けられているので日本国内でバターは高いのが現状だ。
ただし子供の健康を気遣うのであれば、極力マーガリンは食べさせるべきではないだろう。
値段が高くても冷蔵庫に入れておくのはバターにするべきだ。

呼称の違い
トランス脂肪酸は呼び名を変えて原料として使われていることがある
代表的な物はショートニング。揚げ物の脂などに添加して使われている物。

昔と今


安さと健康に良いというイメージで販路を拡大していたマーガリンでしたが、 21世紀になると立場は追い込まれることになった。
※マーガリンは、プラスチックという都市伝説がありますがあれは誤訳が元らしい。

動物性脂肪を用いているバターよりも健康的だといわれていたマーガリンですが、トランス脂肪酸が健康には悪い影響を与えるという意見が最近では多く出ている。
アメリカではトランス脂肪酸の表示義務を義務付けていますが、日本ではこういう義務は存在していない。

日本とアメリカで差があるのは国の姿勢だけでなく、世界に店舗展開を行っているマクドナルドで見ても、現地の法律にのっとる形でしか規制しておらす、日本ではアメリカで禁止されているトランス脂肪酸を含む油を仕様している噂がある。
アメリカだけでは特別な油を用いているというのだから、マクドナルドは世界中どこでも同じ味だということは無いのだろう。何しろ成分が異なるのだから。

マクドナルドの店員は「絶対マックは食べない」とのこと。

トランス脂肪酸の危険の可能性

  1. 心臓疾患や現代病の一因と考えられている
  2. 摂取量が増えると、認知機能が低下する可能性
  3. 肥満、動脈硬化の危惧
  4. これらの危険性から
    『オランダはトランス型脂肪酸を含む油脂製品が販売禁止
    『アメリカではどの程度含有しているか、表示義務付け
    日本では  ルール無し
    という対応の差が出来ているのが現状だ。

マーガリンを含む食べ物

マーガリンが含まれるものは、実に多い。
ここに代表的な一例を挙げる。

パン、ケーキ クッキー、アイスクリーム チョコレート等のバターを使うべき製品でバターの代わりに用いられているものが殆ど。
パンに塗って食べるのはマーガリンが含まれる。パンにさらにマーガリンを上乗せさせて食べる事になるので、危険な事になると思う。
他にもピザや チキン・ナゲット、フレンチフライやアップルパイ・フライドポテトにも含まれるものもある。

外食産業でも多種多様に使われていると考えられが表示義務は存在していないので調べても分からない食材が多い。コンビニなどの揚げ油にもショートニングとしてトランス脂肪酸が使われている懸念も強い。

日本でトランス脂肪酸の取り扱いはどうなっているのか?

  • トランス脂肪酸の表示義務は無い
  • どの程度の割合でトランス脂肪酸が含まれているのかも不明
  • 一般的な食生活では欧米よりもトランス脂肪酸の摂取量は少ないといわれている。(ただしファーストフードやコンビニ食品の摂取が多い生活スタイルだとどうなるのかは不明な点が多い)
  • コンビニのパンや食品で原料にマーガリンと含まれている製品は多い。
  • 学校給食でもマーガリンを出している。
  • 確実にこれだけ摂取したらこういう被害がでるというものでも無いのですが過剰摂取すると、健康被害は高まることは日本でも共通の認識が持たれている。
    wikipediaの『日本マーガリン工業会の見解』という項目でも触れられている。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/マーガリン

    日本はとにかく添加物や、保存料などの規制は遅い
    このことは、食品業界と、厚生省は癒着があるのでは?と危惧するばかりだ。
    海外で禁止されている食材や栄養成分の表示義務など、積極的に押し進めてよいと思うのだが。
    あまり国民の健康よりも、一部大企業の利益しか優先していない現状では、自主的に気をつける以外には無い。

    ジョーク製品?かと思える商品も

    トランス脂肪酸フリーの有機JAS ショートニング

    トランス脂肪酸フリーの有機JAS ショートニング

  • メーカー: オーガニック マウンテン
  • トランス脂肪酸フリーの有機JAS ショートニング
    この製品って・・・・わざと皮肉っているのか?としか思えない。
    商品説明の項目を見ても、バターの変わりにこの製品を使う理由がわからない。
    普通にバター利用すればいいのでは?という価格に思えてなら無い製品だったりする。
    開発者の根性は素晴らしいと思いますが、路線がずれている気がします。
    バターを使えばいいところをマーガリンにこだわる必要性が思い浮かびにくいですし。


    マーガリンの製造ラインの動画。

    現状を考えると、完全に3食全て自炊しない限り、マーガリンは食べないように心がける程度でも
    欧米化が当たり前の現在の若者の食事を考えると、相当な量のトランス脂肪酸を絶対に口にする日本の食品環境だ。
    コンビニのホットスナック(フライドチキン・から揚げ・ホットドッグ等)
    健康に敏感な人はある程度気を配ったほうがよい事だと思う。

    ※一応国の指針としては、 日本人の食生活では、トランス脂肪酸の接種が欧米ほどではないことから禁止にしていないというだけであり
    トランス脂肪酸に害がないとは言っていない。
    逆をかえせば、コンビニの揚げ物やファーストフードに偏った食生活に陥ると健康を害する恐れはあるといえる。

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