日本のラーメンと中国のラーメンの違いについて紹介する。
日本だと鶏ガラの醤油らーめんや、豚骨というイメージの人が殆どですが
こと中国となると麺の意味から日本とは異なる。
ラーメンと麺料理
動物からとった出汁とカエシ(タレ)を具として使うことが特徴だ。
2016年1月14日
日本独自のラーメン進化
明治以降に日本の長崎や神奈川、北海道などから中国式の麺料理が入ってきたことがルーツとされている。
ラーメンが一般的に普及したのは戦後が最も大きい。屋台を使ったラーメンなど。
中華麺自体は製麺所を起点として増えたため、うどんやそばのように自前で打つことは無かった。
※一部地域・店舗では手打ち麺や、自家製麺を用いる場合もありますが稀。
種類の違い
スープに主体をおく日本のラーメン
日本のラーメン店は業務用スープを使うところ以外はスープに力を入れている。
豚骨出汁と鶏がメジャーな出汁だろう。
タレに使われる醤油や味噌も近代の日本の食文化との兼ね合いが深いものが多い。
中国語圏でも日本のラーメンは、「日式拉麺」と分類されるほどジャンルが違う料理だ。
日本のスープ
豚骨・鶏ガラ・魚介(煮干し)・鮮魚系(生魚)・ベジボタ(野菜)等、様々なスープが有り炊き込みの仕方でも種類が分かれる。
- スープの種類も日本では
- 清湯
透き通ったスープ日本の清湯は高温で炊かないスープ - 白湯
とんこつラーメンのスープのように白濁化したスープ
鶏など他の動物の出汁でも可能
清湯・白湯
がある
中国のスープと麺
麺などの具が主食の料理でスープは残すことが多い。
中国の清湯は濁ったスープから肉のミンチを入れて汚れを取る掃湯が『清湯スープ』になるため日本の清湯とは異なり肉のうまみが強い。
麺料理全般でラーメンと使われることから汁なしの有無も両国では解釈が異なる上に
中国は国土が広い為地域による違いが日本の比ではない面がある。
ちなみにインスタントラーメンの消費量は日中韓では、中国が突出した消費量です。
- 2016年度年間
- 中国385億食
- 日本56億食
- 韓国38億食
日本に対して韓国は人口が半分程度なので1人当たりの消費量は韓国が最も多く中国が実は少ないと言えます。
インスタントラーメンの世界総需要http://instantnoodles.org/jp/noodles/market.html
台湾
台湾(中華民国)を中国とどう考えるはひとまずおいておいても、独自な立ち位置の麺類が目立つ。
店舗など
中国ラーメン 揚州商人 – http://www.yousyusyonin.com/
中国がコンセプトで3代にわたって経営しているらしいのですが、これなどもパッと見た限りでは日本風の流れが形式にも見て取れる気がしてならない。
This post was last modified on 2022年1月22日 PM5時52分22秒 PM5:52:22