奈良県内ののうなぎが中国産を国産と偽って表示し、約16万個販売していたという驚きのニュース。業者が販売先騙す事例は度々あれども、飲食に携わる店舗が中国産わかったうえで国産うなぎだといって客騙す販売行為していたというのが信じられない。産地偽装を行っていた時期が2020年代ということで1年以上の開きがある。
2022年2月1日現在 公式サイトは閲覧不可能でした。
ニュース記事
奈良のうなぎ店 中国産を国産と偽って表示 約16万個販売2022年1月31日 19時49分
奈良県大和高田市に本店があるうなぎ店が、中国産のうなぎを国産と偽って販売していたことがわかり、近畿農政局は31日、表示の是正などを求める指示を出しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220131/k10013459411000.html
条件反射でついついツイートしてしまった。
大和高田 うなぎ専門店 中国産うなぎを“国産”と偽り販売
近畿農政局によりますと、おととし4月から11月にかけて奈良や大阪の店舗、それに通信販売で中国産のうなぎを使用した弁当や蒲焼きなどの商品を国産と偽って表示し、あわせておよそ16万個を販売したということです。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220131/2000057220.html
16万個販売と、最低6万尾だと釣り合いが摂れない気がする。他のニュース記事では10万尾以上とも報じられている。
概要
- 店舗名
- うな源 (創業50年以上。)
- 地域
- 奈良県大和高田市に本店があるうなぎ店、数店展開
- 国産と偽った者
- テナントに入っていた「うな源」から発覚。
近鉄百貨店のアベノハルカス近鉄本店・奈良店・橿原店にテナントを出店
- 販売方法
- 店舗とインターネット通販
- 近畿農政局の指導
- 食品表示法に基づき、是正と再発防止策の実施を指示。
- 中国産を国産と偽って販売していた時期
- おととし4月から11月の8か月間 (2020年の間 販売していたということ。)
- 発覚のきっかけ
- 食品表示110番
- 店側の客への対応策
- 近鉄百貨店では当時のレシートで返金。ネット購入は、購入稀機などが確認できしだいと記載されていたりしたがサイトが見られない為、詳細不明。※ネット通販だと、受信履歴が残っているかどうかとか、ECサイト側は購入履歴がたどれるものなのですかねこの店の通販サイト。
店側から「産地証明書の提出を受けていましたが、」という内容が理解できない。卸業者もグルだったんだろうか?それとも国産分ので欺いたのか?調べてみたら別のニュースでは『ニセの産地証明書を近鉄百貨店に提出していて、』と報じられていた。↓
これって明らかに国産の値段で販売していたら詐欺なんじゃねぇのと思うのですが、そうとはならないらしい不思議。ダマしたもん勝ちみたいな仕組みのままだと飲食店の実態を是正させることほぼ不可能なのではと思えてしまう。
信用失墜
「うな源」は、農政局に対し「中国産は国産より安いうえ、大きくやわらかいので購入したが、店のイメージを守りたいので国産と偽って販売した」
安いうえ、大きくやわらかいので中国産購入⇒店のイメージを守りたいから国産と偽って売る⇒事が発覚して、返金対応+信用を失うことに。
このうなぎ屋創業50年以上らしいが、今まで営業していた歴史の客への信頼すべて潰した感じが大きい。恐らく経営者は2代目とかなんだろうけどさもありなん。
安くて大きいから国産として売るという発想がワケわからんし、どうせ国産うなぎの販売価格と同じ値段で販売していたんだろうに。
偽装
国産とうたった偽装と報じられているが、詐欺じゃないというのか何か釈然としない。刑事罰とか、取引があった間柄(客と出店させていた百貨店)では、民事の問題になってもよさそうなのに、軽く扱われている気がしてならない。こういうレベルの報道だから産地偽装は一向に無くならないのですかね?外国産のアサリをを熊本県産として販売|輸入物の貝類の危険性について
人気店だったらしい
こんな記事見つけた。日付は報道の1日前の1月30日投稿だ。
【大和高田市】大和高田市の人気うなぎ料理店「うな源」さんが一時休業されています。
JR高田駅の近くにある人気うなぎ料理店「うな源」さんが一時休業されています。大和高田市内だけでなく、県内外からもたくさんのお客さんが来られる人気店です。
https://yamatotakadakashihara.goguynet.jp/2022/01/30/unagen-2/
突然の休業の理由が産地偽装だったとは各店の地元住民はしらけるだろうな。
信用を裏切る行為
食品の認識の誤解を招く事例『CMなどの広告による誤認』は度々あるが、産地偽装は悪どい。故意であり客を裏切る行為だ。品質と健康面、金銭的な裏切りが存在する。
品質
ここ10年の中国産うなぎのかば焼きの品質はかなり改善・向上しており、素人には絶対判別つかないくらいだと思ううなぎを取り扱う業者でもかなり高品質らしいのですが、安全面での疑問はぬぐえない。
うなぎの蒲焼 |オーケーすべての中国産鰻が万全で安心とは保証できませんが、輸入業者も結構改善している方針は理解できる。そもそも中国産うなぎが危険だったり不味かったりしたら外食チェーンで鰻のかば焼きとか取り扱わないだろう。健康への影響は、即効性が無い物は分かりにくい為、大量・頻繁・長期的に食べていたら別問題ですが、たまにはという程度で考えています。
健康面
いくら中国のうなぎの飼育に関する品質が改善していたとしても中国の水や土地が、そもそも汚染されまくっていることは周知の事実だ。日本と比較するのが土台が異なる。企業の工業廃水・農薬の使用など。食べてすぐに健康被害が即 出ることは無いといっても、中国で育てられた鮮魚を頻繁に口にすることが長期的に健康へどれだけ影響を与えるのかは、食品添加物の影響レベルで不透明だ。
金額の問題
ここ数年の鰻の販売価格は、中国産の二倍の価格で国産は店頭価格で流通している。中国産と偽って販売していたとしたら二倍以上の儲けだったというのは明らかに酷い仕打ちである。
国産と中国産鰻
日本で産地として販売している鰻も稚魚は中国から輸入してきたいたりするので国産にこだわりすぎるのもどうかと思いますが。そもそも国産うなぎって殆どはヨーロッパあたりの鰻の稚魚から育てていたりしますから純粋な国産と謡われるものの生まれた産地は分からないと言ってよいだろう。
オーケーのうなぎのかば焼きは中国産でも品種はニホンウナギですから。日本鰻輸入組合 安全性・品質への取り組みhttp://www.unagi-ia.jp/commitment/#safety
国産鰻の通販
This post was last modified on 2022年2月3日 PM1時41分22秒 PM1:41:22