ウィルコムの存在価値

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携帯電話3事業者と存在していますがこれらはNTTドコモ、ソフトバンクモバイル、au(KDDI)という3事業者ではありますが、
他にウィルコムと、イーモバイルという事業者がある。(2013年度時点では既にソフトバンクグループの傘下のような印象でしかないですが)。

WILLCOM
http://www.willcom-inc.com/ja/index.html

ウィルコムは、そもそもPHSだ。
時代によって携帯電話だったり、PCと組み合わせたデータ通信だったり、Opera搭載端末だったりと、主役の製品は結構コロコロ変わっていたものですが、延命は長くは続かなかった。
日本において携帯電話とPHSは別個であり、携帯電話の中にPHSは含まれて居ない。
よって、各種決まりごとがことなっていたりするのですが、今後携帯電話の番号が不足が懸念される事から、元来PHSのみに割り振られていた070番号の一部を携帯電話向けにも開放するながれなそうで、PHS←→携帯電話の番号ポータビリティーも期待されているところ。

PHSだと何ができない?

PHSは携帯電話と遜色は無い。たしか電波のヘルツ大域とか通信方式が異なる程度の差異だったと認識している。施設されているアンテナの電波面積なども通常の携帯電話の電波とは異なる。
携帯電話番号の変わりに各種サイトフォーマットに電話番号として入力可能なので生活で携帯電話の代わりとして利用しても問題は起きない。
110番や119番などの緊急通話も普通にかけることが出来る。

唯一でき無いこととすると、一部webサービスなどで、会員登録の電話番号やメールアドレスでウィルコムの電話やアドレスだと対応していないサイトが意外と多く存在する事だろう。
なぜかこれら一部のサービスが利用できないことは腹立たしくも感じるところではあるが、ここで弾く理由がいまいちピンとこないので、あまりそういうサービスは今後一切利用したくなくなるので致命的では無い。
しかしそのサービスが利用できないと困る場合はPHSは向いてはいない。

PHSを契約する価値は有るのか?

2013年度現在ではスマートフォンを利用する場合に限ってはウィルコムを契約するメリットは殆ど無い。普通に携帯電話を選択すべき所だろう。

電話優先かデータ通信で良いのかで選択肢は変わる。
電話が出来ればいいという人であればウィルコムという手段もあっただろうが、昨今はフリーSIMが月額500円程度から利用可能なことと、050+のようなサービスと、白ロムの携帯電話端末か、ipodtouchかipadなどがあれば、050+やスカイプなどの有料サービスを利用すれば、電話を架けることが可能なのでPHSの価値は薄まるばかり。白ロム端末とフリーSIMの組み合わせだと、月額コスト的にもPHSよりも安く利用可能でインターネット接続も定額だ。

サービスは生き残れるのか?

通話主体のサービスとしては法人向けなどで生き残れない価値はなくもないが、マーケットやシェアとしてはいまいちな感じは否めない。(医療現場などは内線のみの利用が主らしい為)
一応スマートフォン機種も存在してはいるが、PHSは通話の安さも最近ではいまいちである。完全にデータ通信サービスの音声通話が安い上に利便性が高いのでPHSの優位性は年々減るばかりだ。
正直な所050+のようなサービスが出てきたりしたことでそちらの方が通話料は安い。スカイプやLINEといったメッセンジャーの利用がPCのような端末が無くとも利用可能になった事も要因の一つとして挙げられる。
さらにインフラの変化も顕著だ。データ通信でPHSは過去に隆盛を誇っていたが、現在は携帯電話は3GやLTEといった高速通信インフラが整ったわりにPHSのデータ通信としての立場は影を潜める。
KDDIなどですらWiMAXといった回線を投入しているのにもかかわらず、ウィルコムは民事再生手続きに入る形になったので今はほぼミイラ状態だろう。会社として存続できているのが皮一枚という感じがしなくもない。
資本元のソフトバンクが今後どういう方向をPHSに見出すのかで方向性は変わりそうではあるが、現状から考えると今後wi-fiなどの無線エリアの在りようが変わればPHSの存在意義は完全に無くなる気がする。

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