一度ユーザーに作らせておいて
WEB上に沢山アップロードされた後に、
一定条件満たさない動画は著作権法に基づく動画削除するという発表はちょっと違う気がしてならない。
著作者がNGといえば、使用はNGなので歯が立たないわけですが、
一定期間放置してきて、途中から いまから削除するぞ というのはちょっと違和感が拭えない。
2017年9月2日
発表の記事
【星野 源】星野源「恋」に合わせて踊る“恋ダンス”動画に関するお願い
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Information/A023121.html?article=news159#news159
初手からオカシイ
90秒以内の動画はセーフという謎判断
インターネットにアップロードされることは、認知度の高さにつながるが、テレビ放映が終わったら著作権侵害で削除するという謎行動⇒有志で動画制作した人たちは無駄な労力に終わったという事になる。
海外サイトにアップロードされたものは消せない可能性が高い
作った動画を残すには
Youtubeでは動画のBGMだけ差し替えたりすることは可能ですが、
ダンスに適した動画に変更可能だとは言い難い。
合わせて踊りの振付にまで著作権主張されると回避できない可能性があるということ。
アップロードした動画を編集して回避することは、ほぼ不可能といえなくもない。
可能性があるとしたら、90秒以内に抑えて、広告などの機能オフにするしかないわけですが…
一度制作に尽力したファンの心理を蔑ろにすることになるのではという危惧が残る
著作権
著作権侵害は明確なので無断で利用するのはアウトというのは大前提だ。
ただし疑問に思うのがテレビ放映中は許していて終わって半年たったらこのような措置をとるというのは
無責任感が拭えない。
むしろ故意に利用していたと取れる。
インターネット上にアップロードされていることでWIN-WINの関係になれるものとしてはゲームなどがある。
任天堂が一部のゲームを一定条件かでは放送に利用認めている事例などと比較すると
今回のドラマの音楽使用に関しては 前時代的に見て取れる
大使館
#恋ダンス❤️ アメリカ大使館・領事館バージョンです!#逃げ恥 Check out US Mission Japan’s rendition of the popular #KoiDance! #tbs @nigehaji_tbs https://t.co/Sarknh6vJ4 pic.twitter.com/v58Vofee6J
— アメリカ大使館 (@usembassytokyo) 2016年12月20日
アメリカ大使館まで参加する内容だったのか。
雑感
過去にも何度が著作物の二次使用に関しては様々な議論が出尽くしているとは考えられるのですが
2017年現在でもあまりにも日本の音楽を取り巻く権利関係の扱いというのは前時代的に思うことが多々ある。
SecondLifeなどですら某所が、権利の使用と二次創作物の販売で色々と試みを行っていた事例があったりしたものですが、二次創作に関してもいまだ現実ではあまり積極的な試みは行われていないことが目に付く。
やっとこさゲーム実況動画での使用をいくつかのゲームメーカーが取り組み始めたりした程度なので、
今後の『音楽業界』の変化に期待したいところですが、あまり期待できないかな。
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