NTTが、ドコモを完全子会社化へというニュースが報じられているが、どうなるやら。
今のところ「検討」となっているがかなり気になる。
報道
#NTT が #NTTドコモ の全ての株式を取得し、完全子会社にする方針を固めたことが分かりました。投資額は4兆円規模に上るとみられます。 pic.twitter.com/p29MoYSTyD
— TBS NEWS (@tbs_news) September 28, 2020
NTTは、NTTドコモの株を6割強保有している
残りの株全てを取得して完全子会社化する。
国内で最大のTOBとなる金額。
意図
経営効率化により、菅義偉首相が掲げる携帯電話料金の引き下げに対応するとともに、次世代通信規格「5G」などへの投資を強化する。近く発表する見通し。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092900037
携帯料金引き下げにタイル対応ということになっているが。
可能性であり予定ではないことがイマイチだ。
買収価格について
経常利益から考えると今回のTOBにかかる費用は、現在のドコモの利益率から考えて4兆円超のTOBも決して高いとは言えないという見方が有る。
10年間で5兆円以上の経営利益だそうな。
ドコモのユーザー数が携帯3キャリアの中でも最も多い。
今回の動きで他の携帯キャリアソフトバンクとKDDIがどう動くのかは未知数。
ただしNTTは、固定回線事業が『電話』の時代から続く局舎すら抑えている組織なので残りの二社が同様の対策とるとかハンデがでかい印象もぬぐえない。
- KDDIが今、「UQモバイル」を完全に取り込む思惑
https://toyokeizai.net/articles/-/378158
見通し
今後も携帯電話キャリアの需要はへらないだろうから、当分は安泰なのだろう。
少子高齢化といえ、急激に人口がへるわけでもないですし可能性は大きい。
しかしドコモは世界に対してはイマイチ進出できていない印象は大きい。、
インフラの変化
インターネット網の高速通信がどんどん増えて、ネットワーク接続が可能な端末増えるとおそらく携帯キャリアの通信網も一手を担う事となるだろうし。
※携帯電話の回線も「柱からは、FTTH網」。そこから各地のアンテナ・各家庭などの建物内の各形体端末が電波なだけです。
携帯電話とインターネットは切り離せない関係。
NTTは、10gbpsの光回線サービス展開しはじめたので、インフラ事業者としてもドコモと組むと色々と巨大な存在になりそうだ。
雑感
近年では固定電話離れが当たり前で、代わりに一家で数台の携帯契約するというパターンが圧倒的多く、
固定電話や公衆電話の「かけ方がわからない」というトレンドが、Twitterにあがるほどだ。
インターネットリテラシーが低い家庭だと、Wi-Fiの正しい意味が通じなかったりする。
スマートフォンが一般層に普及して10年ですが、ウィンドウズパソコンが普及して10年経ってもインターネット利用すらしていない成人も存在したので、無縁な人は一定数居続ける。
ドコモのiモードが市場でにぎわったのは2000年初頭までであっさり終わった。
2000年代後半のスマートフォンの存在が携帯の市場を大きく変えたことはいうまでもなくドコモがそういったことが出来るかは謎だ。。
雑感
4兆円というと、4千億の10倍のけたなので想像するのも困難な金額ではあります。
ドコモ決済の不備が起きたあとにこういう展開になるのは何か意図があるのですかね?
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