異世界居酒屋「のぶ」という漫画(原作文庫)について
ファンタジー世界で居酒屋やっているという謎設定な料理を使った内容の漫画。
ほぼ近い設定は異世界食堂に似通った点は多い。
※現実世界とファンタジー世界がくっ付いていたりすることなど。異世界居酒屋「のぶ」(1) (角川コミックス・エース)
異世界で居酒屋するという感じがブットンでいますが読んでみた感想。
料理
普通に日本で出されているような料理
居酒屋とはいえきちんと捌いたり調理しているスタイル。
食材は現実の日本から仕入れている模様。
登場人物
大将
しのぶという女(配膳など)
皿洗い
4巻
- イツモノ 里芋の煮っころがし
- イカのブイヤベース
- 蛸
- マコガレイ 手作りプリン
- タコとジャガイモのアヒージョ
- おつまみ 漬けもの乾きものからの
秋刀魚を食う ギルドの娘
5巻
ぱーっとはセンナ所詮居酒屋舞台だしw
6巻の内容
「薬品棚」と焼きおにぎりへ
大量に仕入れたキノコ
牛蒡を料理して出そうとしていることから貧しい土地の出とか思われるw(木の根をも食べるという発想はなんだかな。)
吟遊詩人とクローヴィンケルという名に驚く客。出汁巻き卵とw
魔女探し茶碗蒸し。聖獣の守護とかw
弟と妹とかw「ここって本当に魔女のお店なの」とかw
内容見た印象
世界観として、言語がそのまま通じているというありきたりなご都合設定でも釈然としなかったりもする。
これもお品書き(メニュー)作るのに相手世界の言語でメニューを作ったりもしてはいるが釈然としない。
抜きんでて何か目を見張る要素は無いかなという印象だけが残る。
話としては見るだけだと悪くは無いものの残る印象は殆ど無い。
料理に関しては居酒屋という事で単体メニューが多いがおいしそうなので料理漫画としては優秀な部類だと思う。
引っかかる点が多すぎる。
- 気になる要素として、
- 1巻あたりのページ数が少ないこと。200P未満。話の内容も1話ごとに内容が薄いという事。
- 「調理器具」「流通」「鮮度」「科学技術」など中世レベルと比較するにはそもそも桁が違うのに
ドヤ顔スタイルで調理人が主体の漫画なのが腹立つ所。 - 異文化のうますぎる料理を振る舞っていたら魔女狩りにでも合いそうなものだが。
謎設定で異文化コミュニケーションは成り立っていること。 - 後は、元の世界への扉が店の裏手の出入り口という 設定がwww。
もう突っ込む余地すらないギャグマンガ的な笑えなさ。
実際のところ世界観レベルとして優れた調理師であったとしても
異世界ファンタジー物として旨く生かされたエピソードは無い為がっかり感は否めない。
この作品内容で満足する人はどういうそうなのかが気になって仕方ない。
この程度の内容でいいなら同じジャンルは乱立するだろうし飽きられるのも早いと思う。
秀逸ではない。
工夫もない感じが強い。
作品自体は読み物として娯楽的に読むにはいいが読んでもいまいち印象に残るものが無いという内容に感じる。
ISEKAI Izakaya Nobu
- 料理物として
グルメ漫画の手法でファンタジー世界使うというのは、ちょっと酷い感じがしなくもない。
例えば普通の異世界ファンタジーものでも、異世界の人に現代の料理を振る舞うシーンなどはあるわけで、その一部分を抜き出しただけのエピソードをただ延々と何パターンを繋げたような話でしかなかったりする。 - 異世界感
『GATE 自衛隊』とかだと、言語の理解に冒頭から相当時間を要していたりするので、
異世界ファンタジーのご都合主義が最初から有る話は、ちょっと色々とチートすぎにも思えたり。
最初から異世界だと食材の名称で意思疎通に齟齬がでるだろうというパターンは除外されている気がしてならない。
原作
異世界居酒屋「のぶ」 単行本 ? 2014/9/10
応募総数2200作! 小説投稿サイト「小説家になろう」最大のライトノベルコンテスト「なろうコン大賞」受賞作!
『孤独のグルメ』原作者・久住昌之氏垂涎!!!
映画化、熱望!!!
グルメにもこの手があったか!
しかも最後は心があったまちまったぜ!