吉野家がマーケティング講座で「シャブ漬け」「牛丼中毒」などと大学の講座でしゃべったという騒動。こういう人物を常務取締役につけている企業のモラルの無さが垣間見える。
- この問題の要点
- 田舎
- 生娘
- 牛丼中毒
- 男に高い飯を奢って貰えるようになれば、
- 絶対に食べない
どうして経営陣の担当者がこういう発言するのだろうか?
吉野家取締役が「生娘をシャブ漬け戦略」発言 会社が謝罪「極めて不適切」「到底許容できない」
受講生のSNS投稿によれば、取締役は自社の若年女性向けマーケティングを「生娘をシャブ漬け戦略」と発言し、「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるようになれば、絶対に食べない」とも話していたという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb528d1616e9ca92e52219da0ccc48451d4443f8
これが居酒屋とかで仲間内だけでの発言だったらまだ笑い話で済むんですけどどうして大学という場の有料の講義で発言しちゃうんですかね。過去の政治家とかの不適切な発言とか見ていたら叩かれること容易に想像つくと思うんですけどちょっと例えとして使うには言葉選びの考え方が甘すぎだ。吉野家が人的資質抜きで売り上げ第一なのが見て取れる。
シャブ漬けとか反社なイメージしかないのに平然と公言する上場企業の上層部・・・なんというか笑いが起きたと報じられているようですが失笑でしょう?
概要
- 会場
- 早稲田大学
- 日付
- 2022年4月16日
- 講座内容
- 社会人向けのマーケティング講座
- 発言者
- 伊東正明・常務取締役企画本部長
- 疑問点
- この講義の内容を吉野家は認めていたのか?
大学の講座という場でこんな問題発言する常務とかがいる会社のコンプライアンスとか実に狂っていそうである。
倫理的にオカシイ発言
シャブというのは薬物であり合法的に摂取できるものでは無いのだが、平然と大手飲食チェーン店の常務が使う言葉が「シャブ漬け戦略」という例で用いる企業のモラルの無さが垣間見える。牛丼中毒にするということはまだしも、シャブ漬けは価値観が狂っているとしか感じない。大麻とかも最近どこぞのゲーム配信のユーチューバーが大麻所持で逮捕されたりするなど社会的にも違法なものがはびこっている社会背景考えると今回の発言がいかに浅はかだということ。
シャブ漬けにするという例えも何々中毒と呼ばれる症状に苦しむ人は多い。覚せい剤だけでなく、アルコール中毒、ニコチン中毒他にもあるだろう。軽い物だとカフェインにも軽い中毒性はあります。依存症という言葉に変えたら幅はもっと広くなる。何々中毒という言葉を安易に使うのは軽薄だ。
性差別的に捉えれる。
『田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を』特定の層を鴨にしようとしている感じ。こういうことを吉野家がマーケティングとして考えているのであれば女性は吉野家の牛丼を食べたいとは思わないだろうし吉野家で働いている若い女性も牛丼中毒なんだろうかという偏見も生まれそうだ。男に高い飯を奢って貰えるようになれば、という発言も男性が女性に飯を奢るという旧態的なものの考えで昭和後期の匂いがプンプンする。
女性客取り入れるために店内の改装とかして売り上げがあがったとか一時期報じられていたのに、内心がこんな考えだったとしたら女性客は引くだろうな。
吉野家の女性に対しての取り組み
すべての社員のために 吉野家での女性活躍推進
すべての社員のために吉野家での女性活躍推進吉野家が将来にわたって成長し、躍進し続ける企業となるために女性が働きやすい職場づくりを目指しています。
今回の常務取締役企画本部長による問題があった事考えると、「吉野家での女性活躍推進」「女性が働きやすい職場づくりを目指しています。」とかどの口で言うんですかね。
牛丼中毒にする問題
牛丼中毒にするという発言は、既存の顧客をバカにしている発言だ。いままで吉野家で頻繁に牛丼食べていた労働者世帯を敵に回しかねない発言だといえる。「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子をという限定的な縛りは、田舎に住んでいる人は牛丼の味すら知らないと思っている偏見による侮蔑発言だろう。地方にも吉野家はあるし、牛丼食べたことが無い人というのはかなり限定的だと思えるんだが。マーケティングの在り方としてもかなり的を得ない発言だ。客が「最近牛丼中毒で~」と肯定的に使うならまだしも、販売している店の立場から「客を牛丼中毒にさせる」というのはあり得ない姿勢だ。
男塾コラボなどで牛丼を頻繁に食べていたお客などは吉野家にとっては貧乏で高い食事の味を知らない客層だと考えていたのだろう。男塾コラボでも名入り丼で騒動起こしたばかりなのに、なんか経営戦略おかしくないか?
そういえば最近吉野家めっきり利用しなくなってここ二年で1度くらいしか食べていない気がする。あさり豚チゲ御膳並盛|吉野家
吉野家はご飯がイマイチ美味しくない事も欠点だと思うんですけどあのご飯って確か牛丼にあわせた品種・炊き加減だった気がするので定食とかご飯単品だと元々合わない筈なんですよね。
参照Yoshinoya rice「牛丼に最適な米」 の安定調達 – 吉野家https://www.yoshinoya-holdings.com/csr/vol2.html
マーケティングに関して
この書籍の、常務取締役企画本部長と同姓同名の人は同一人物なんですかね。
吉野家の動向
4月18日づけで公式サイトでPDF掲載。同時に19日から販売の親子丼イベントをキャンセルするなどの発表も。
当社役員の不適切発言についてのお詫び2022 年 4 月 18 日株式会社吉野家
https://yoshinoya.com/wp-content/uploads/2022/04/18153702/news202204183.pdf
当該役員が講座内で用いた言葉・表現の選択は極めて不適切であり、人権・ジェンダー問題の観点からも到底許容できるものではありません。
https://yoshinoya.com/wp-content/uploads/2022/04/18153702/news202204183.pdf
と書かれていますが会社の上部の人間がこういう考え方する人を選んでいるのだから呆れる。、コンプライアンス教育が全く機能していないことを表した騒動だ。
毎日新聞
吉野家は毎日新聞の取材に対し、こうした発言があったと認めた上で「発言は一度利用した客の継続利用を図る意図があった」と釈明。謝罪文では「用いた言葉・表現の選択は極めて不適切であり、人権・ジェンダー問題の観点からも到底許容できるものではありません」とし、厳正に対処するという。また、19日午前にタレントの藤田ニコルさんが登壇予定だった新商品「親子丼」の報道向け発表会を中止する。一方、親子丼は同日午前11時から全国の店舗で発売する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4c4caa4eb8a71930ebb9a8120475d405d32d354
解任
【速報】吉野家 不適切発言の常務解任を発表「到底許容することできない」4/19(火) 11:51
牛丼チェーン大手の吉野家は、外部の社会人向け講座で不適切な発言をした、伊東正明常務を解任したと発表しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/97bd65ef79cee39bef302aa282b2d8f4cf4c9340
元常務取締役企画本部長のプロフィール。
1996年P&G入社。ブランドマネージャーとしてジョイ・アリエールのブランドを再建。ファブリーズグローバルチームのマーケティング責任者として米国本社・ヨーロッパ本社にてブランドのグローバルオペレーションへの移行、世界新製品、新規市場開拓戦略をリード。その後シンガポールにてペットケア事業責任者、アジアパシフィック・Eビジネス事業責任者、ホームケア・オーラルケアヴァイスプレジデントを歴任。2017年11月退職・独立。株式会社吉野家常務取締役(22年4月まで)および3社の顧問兼務
きちんと該当の人が吉野家を「4月まで」と更新されている。海外が米国とヨーロッパで勤務していた経歴なのに今回の発言は、日本のリーマン社会に考え方が汚染されたんだろう。テレビ番組のジョブチューンでも吉野家の回で出演していた人物ということでそれなりの評価は社内で獲得していたんだろうけどこの最後は実に自爆なのでまぁ察し。
吉野家:熊本県?2013年夏の学生のインターネット炎上[バカッター等]
雑感
事が起きたのは16日、騒動の対応が18日この時点では対応が発表されておらず、翌19日に解任を発表(解任の日付は18日付)。なんというかこういう発言する輩が上層部だったら社員とかにもこういう考え方しかできない人材が育っていそうなことが不安だ。吉野家の社員の女性比率は25%らしいですし、男性優位な内部組織なんだろう。
人権を保護することよりも会社の利益としてもマーケティングが第一優先な企業ということが見えた。ビジネスなので利益が第一だとは理解しますが、人権などを蔑ろにする考え方で商売する姿勢は人としてどうなのよと思う。仮にアメリカの企業が同じような事発言したら相当バッシングされるんでしょうけど。
この本が販売されてから1年間デザイン ゴールドプリペイドカードり付録は、チャージのたびに金額の20%ボーナスチャージされていたとか知らなかった。もっと早く気づいていればかなりお得に利用できたのに…。くやしい。※得点の20パーセントチャージは2022年5月24日までとのこと。
コメント