中華麺を使った麺料理の比較で、「ラーメン」と、ちゃんぽんの違いについて紹介します。ちゃんぽん。又は「ちゃんぽん麺」は、混ぜ合わせるを意味しており様々な野菜と具を混ぜた麺料理のことです。
ラーメンとちゃんぽんは、ここが違う。
共に中国から伝わった麺料理が発祥の元。ちゃんぽんは明治に長崎に来た中国人が、中国人の為に福建省の料理をベースに沢山食べれる料理を考案したことが元とされている。ラーメンは熱湯だけで麺を茹でスープは丼に入れた後に上げた麺を湯切りして丼に入れる。ちゃんぽんは肉や魚介と野菜などを茹でたり炒めたりして調理後に、スープと麺は一緒に茹でる。ちゃんぽんは煮込み料理に近い。
麺の違い。
「かん水」ラーメンに使われている中華麺は、かん水炭酸カリウムが主成分。(カリウム、ナトリウムの炭酸塩とリン酸塩 等)が使われている。アルカリ塩水溶液。かん水は、中華麺以外にワンタンなどにも使用されている。
参照:「かんすい」とは何ですか? – 日清食品グループ:https://faq.nissin.com/faq/faq_detail.html?id=704&category=&page=1
色々な料理につかわれる食用の「重曹」や「苛性ソーダ」もかん水類似物質に含まれている為、判別はしにくい。一般的なラーメンの中華麺が小麦粉が原料の殆どを占めているのに「うどんなどと異なる」のはかん水の存在が大きいです。元来の長崎ちゃんぽんは、かんすいの中でも唐灰汁「唐あく水」と呼ばれている物が使われている。唐灰汁の原料は炭酸ナトリウム、炭酸カリウムという点は中華麺に使われるかん水と同じ。※ただし市販製品のチャンポンは唐灰汁を使ったちゃんぽん麺という限りではなく、ほぼ普通のかん水を使った中華麺を用いている。軍艦島の味 厚生食堂ちゃんぽん 3人前
切刃と麺の幅長崎ちゃんぽんに限っては、切刃番手は16番とされており、うどんや白河ラーメンに近い太さを持つ。
スープの違い。
ラーメンもちゃんぽんも共に鶏ガラベースの出汁という点では共通項。ただし現在のラーメンのスープに関していえば、博多とんこつのような豚骨出汁メインラーメンがあったり、魚介(鮮魚や節・煮干し)のスープがメインなどラーメンのスープにはかなりの幅が有る。※ちゃんぽんのスープに関しては、基本的には鶏ガラベースなのですが、その他にも豚骨と鶏のダブルだったりと店舗によって差はあり基本的なベースがこれという決まりはない。日本のラーメンと中国のラーメンの違い
具の違い。
ちゃんぽんの具の内容には、決まりが無い。
一見すると大量の野菜もキャベツやモヤシと豚肉はラーメンの具と似ています。他に野菜でも青梗菜や小松菜、パプリカ、プチトマト等、色々なものが具に使われるのがちゃんぽんです。椎茸やしめじ・キクラゲ・マッシュルームなどのキノコ類。魚肉の練り製品であるかまぼこや、海鮮の具だと、イカやタコ・エビなど。
なんでもありで他の具材と熱が適切に通る食材なら使っています。派生:さらうどん、あんかけうどん(**うどんと名称が付いていますが、麺はうどんではなく中華麺であることが多い。)
タンメンとちゃんぽんの違い
ちゃんぽんのように野菜等の具が多いラーメンとしてタンメンの存在が有る。
タンメンはラーメンの上に、炒めたり茹でた野菜などの具を乗せた料理。
タンメンは日本の中華料理店で稀に見かけますが「ちゃんぽん」はあまり見かけない。
ちゃんぽんの存在を広げた存在
チャンポンめん 5食パック×2(合計10食分)
イトメンの「チャンポンめん」。1963年~と販売歴史が長く、干しシイタケなどの具も入っている珍しい袋麺である。
ちゃんぽんといえば長崎県の長崎ちゃんぽんが有名ですが、長崎ちゃんぽん専門店の「リンガーハット」が有名にしたと言えます
例外
沖縄県のちゃんぽんは、麺料理ではなく米飯の上に野菜炒めと卵とじを乗せたれ飯料理。
韓国のちゃんぽんは、福建省由来の中華料理ですが、日本の長崎ちゃんぽんとは異なる韓国独自の進化にある麺料理。麺と具に野菜や海鮮が使われることは一緒ですが、中国から来た麺料理が、元々のちゃんぽんの形式から1970年以降に唐辛子などで辛みのある料理として作られることが一般的になっている。
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