WordPressは本体のPHPファイル以外に、データベースを利用してサイトが構成されている。
HDD(もしくはSSD)容量以外に、あまり気にしない人が多いのではと思うデータベースの容量。
ここでは、 WordPressのデータベース容量って、どの程度あれば良いのか?という
疑問について考えてみた。
WordPress内でデータベース容量を消費するもの
- 記事テキスト。リビジョンなど含む
- イメージファイルのデータ 「URL・タイトル・キャプション・代替テキスト・説明」
- プラグインの設定データ
- Themeの設定データ
- 関数
これらが考えられる。
具体的に
- WordPressのデータベースは、余程特殊な環境でない限りはMySQLだろう。
- 記事テキストは固定ページや投稿記事の記事データ。
通常の利用であればこれが最もデータベースを消費する内容。
純粋に記事の文字以外にも herf 等のリンクタグや、imageファイルの記述タグ、URLの文字列など、見た目の文章の文字数よりもテキスト量は、肥大化しやすい。
WordPress形式や、MT形式でエクスボートできる内容だ。(MT形式の方が含むまれるデータは少ない)
カテゴリーのデータにタグや、パーマリンク(投稿ID)等も含まれる - イメージファイルのデータは、固有のIDが割り振られたり
imageファイルの名前の記録
フォルダのデータなど。
画像ファイルを、普段から大量に使う人は多いに増えることが考えられる。
説明文章の文字・altタグ・Titleテキスト等に記載する文字でもデータベース容量が消費する - プラグインのデータ等
- Themeのデータ
- 関数
このデータ自体ではMT形式で書き出してもさほど大した量ではない。
文章のみで100MBというと途轍もない文字数になる。
純粋に文字だけで考えた場合には、
普通の人が、ライトノベルでも執筆する勢いでブログの文章書いていても、
10年程度では到底たどり着けない位の容量になる。
※1日数万文字の記事を 毎日投稿していれば別です。
それこそ専業としてブログ記事書いていたら容量が気になる程度の問題。
試しにテキストで1万文字を保存してデータ容量を見たら22kbだった。
1Mbは、1000kbなので、45万文字書ける。
100Mbは、4500万文字書ける。
ただしワードプレスの場合には、純粋な文字量だけでは無いのでこの限りではない。
nufufu.comでWordPress形式で、すべてエクスポートした限りでは74.7 MB
しかし データベース容量に関しては230MB消費しているのだ。
プラグインのデータは、プラグイン毎の固有の設定データ
プラグイン毎に記載したテキストやイメージ。
テーブルタグなどを記載するプラグインや、データ管理するような物
キャッシュを作成するものなどを運用していると、かなり消費すると考えられる。
使わないプラグインは、無効化するだけでなく削除した方が無難。
Themeも個々のテンプレートで設定できる内容が異なりますが、
1つのWordPressに大量にTHEMEをインストールしているとデータベースを無駄に食いそうだ。
WordPressの基本THEME一つと、現在使っているTHEME以外は無くてもいいんじゃないかと考える。
(現在のテンプレートが壊れたりすると、アタフタすることになるのでデフォルトテーマは一つは有った方が無難。)
WordPressは各種固有の関数で構成されているのでデータベースの中身みてもピンとこない文字列が多いのですが、わりとデータベースを消費する。
MySQLの減量方法
THEMEやプラグインなどの古いデータが残っていることも多く長期間の運用では、MySqlは見た目よりも肥大化していることが多い。
動作が、もっさりするようになったり、
MySQLがパンパンに膨れ上がった時には、リビジョン一括で削除したり
データベースの ゴミデータを削除したりすることで、一気にスリムになることは有る。
MySqlのゴミデータ削除で大分ダイエットすることが可能。
wpXクラウド全プランとwpXレンタルサーバー共にMySQL容量増加
当方の環境
データベースの消費量に関しては4000記事程度でも200MB代程度だ。
1投稿の文字数が1000文字程度でこんな感じという印象。(上下ブレはページによって大きく異なりますが)
投稿数は同じくらいでも、もしも1万文字とか普通に書く人だと、この何倍も消費している可能性が有る。
データベース容量が2GBでも、1万文字の文字数だと4万ページ程度しか作成できないのか?と想像するとちょっと怖いものです。
いささか、WordPressのデータベース容量が気になる今日この頃です。
各種サービスのデータベース容量比較
投稿日時のデータベース容量が基準です。
エックスサーバーだとデータベースの容量が、MySQL一つあたりが確か 500MBだった筈。
プランには関係なさげ。
これは、ちょっとキツイ気がする。
申し込み⇒http://www.xserver.ne.jp/
wpX
wpXレンタルサーバーは300MB
https://www.wpx.ne.jp/server/news_detail.php?view_id=1002
wpXクラウドだと、最下で150MB~最上位のプランでも2000MBしかないのが怖い。
2000MBと言っても組織で毎日複数記事を投稿していたりすると割と到達しそうな数値に思う。
wpXクラウド全プランとwpXレンタルサーバー共にMySQL容量増加
wpXがデータベース増量した。これで安いプランでも安心して利用が可能になった。
申し込み⇒wpXクラウド
wpXクラウドで駄目だというならAWS導入するしかないと思っています。
Sova WP
逆にSova WPだと、
Sova WPは、HDDとデータベース容量が折半なので、MySQLの容量を気にせず利用できるメリットが有る。
データベースの容量が気になる人なら WordPress 専用クラウドサーバー Sova WPが無難な選択肢だろう。
スモールプラン(10GB)の画面が上の図ですが、
ミディアムプラン(40GB)だと月額1万円~は コスト高め
隠れ上位プラン、その他あり。
ディスク容量追加購入可能なオプションが有るので安心度は大きい。
■mixhostも データファイル容量とデータベース容量が折半の仕組み
さくらインターネット
データベースはプランごとに”総使用量”の目安が異なります。
スタンダード500MB、プレミアム1GB、ビジネス2GB、ビジネスプロ3GBです。
※データベース1個の目安値ではありません。
スタンダード 500円代のプランで 500Mbという容量(総量)。
上位プランはそれなりに増えているデータベース容量となっている。
複数データベース作成できても総量という足枷はネックに思う。
さくらインターネットだと、上記ページでは、『弊社から対応依頼として、ご連絡をさせていただきます。』となっていたりする。
他の気になる点
※ちなみにwpXにデータベース容量オーバーしたらどうなるのか?と問い合わせたところ、
挙動が遅くなったり、エラーが出たりする可能性があるとか
曖昧な解答だったりしたので悩ましい。
(実際にどうなるかは試していないので分かりませんがサイトを運営しつづけるには不安材料である。)
※どちらにしてもクラウドタイプも、レンタルサーバータイプもデータベース容量って平均値揃えているのかねと感じるところ。
・転送量に 上限設定していないと謳っているサービスも、想定していないだけで限度がありそうな気がして迂闊には使えない。
・転送量やデータベース容量で本気で悩んだらAWSとかの導入でも真剣に学習するしかなくなる。
公開日時: 2016年10月9日でしたがその後2年間立ちましたが、データベースのクリーンを多数手がけたことに寄り220MB程度で収まっています。
削除したプラグインもいくつかありますけど、適切な運用さえしていればまずMySQLのデータが1000mbに到達することは、かなり巨大なマンモスサイトでないと到達しないと考えられる。
WordPress(ワードプレス)を移転させる時にデータベースの引っ越しで困った時の対処方法『All-in-One WP Migration』
コメント