2019年1月末から起きた牛丼チェーン店、回転寿司、カラオケ店、コンビニエンスストア、定食屋と続く不適切動画の一連の騒動について。
すき家、くら寿司、ビッグエコーと続く2019年1月下旬から2月上旬のアルバイト店員によるネット炎上事例。
「バイトテロ」とよばれている「アルバイトの企業へのテロ行為」は、会社側が追うダメージはかなり大きい。
過去に散々バカッター騒動で事例が報道されていたのにもかかわらず、何故起こるのか?
アルバイトテロに関する企業が受ける被害とバイトが被るリスクについて紹介。
バイトテロとは?
アルバイト先で会社に対して大きな損害を引き起こす、テロ行為ともとれるインターネットへの投稿を行うアルバイトの事。
写真や動画などのコンテンツがスマートフォンの普及で容易になったことも原因の一つ。
学生の場合スマートフォンを使った問題は元々存在している。
LINEでの学校内の関係でのいじめ行為や
「悪ふざけ動画の撮影(飲酒・喫煙や各種非行等)」
2008年より以前の時には、スマートフォンのような端末が無かったが、現在は撮影してすぐにWEB投稿が可能になった。
スマホだけで動画すら高画質のものが簡単に撮れてしまう。
バイトテロのリスク
アルバイトの悪ふざけ動画によって、起こる損害
- 会社側が謝罪文掲載する羽目に
- 信頼が失われる。:チェーン店だとダメージ増加。
- 株価に与える影響:株主にも損害が出る可能性。
- 飲食店だと『品質』が疑われる。
- 倒産リスク:過去にはバカッター被害で倒産した店もある。
ステーキ屋や、ローソンのフランチャイズ提携解除など
バイトテロによる被害は
大きい会社ほど被害が大きくなりやすく、
小さい会社ほど経営が傾きやすい。
2013年代のバカッター騒ぎの時点で適切な勤務の管理に対する対策がとられていなかったのではと思える。
※テラ豚丼が2008年ごろとや他にも写真や動画投稿の不適切なアルバイトの投稿の歴史は意外と古く今起きたことではない。
バカな行為がWEBでより多くの人に知られるようになった
Twitterの総明記から2010年頃までは、極端な炎上事案はあらゆる人に知られる事は少なかった。
「バカッター」が騒ぎになり始めたのは2013年からだ。
現在は2019年と6年経っても同じよう問題行為をアップロードする学生は後を絶たない。
検索されにくく、発覚した時には既に炎上事案の可能性が高い
昔と違うのは、問題のコンテンツが投稿されるサービスが増えた。
Twitterだけでなくインスタグラムや TikTok(ティックトック)など、様々なWEBサービスやアプリに広がってきたこと。
以前よりも監視していても気づかれにくい面が有る。
現在インターネットが、スマートフォンの普及で過半数の人がWEB利用が当たり前になったこと。
パソコンでインターネットを使うことよりもネットの危険さを理解していない層が増えた。
インターネットは世界に繋がっており、世界中の人が見られるコンテンツである可能性がある。
掲示板の過渡期やmixiくらいからSNS利用している人なら、このようなアホな炎上は起こさない気がしてしまう。
スマホからインターネットに入った人たちの犯行の可能性は高い。(10代20代)
スマホの画面で見ると仕組みや設定が理解しにくいため
LINEなどのメッセンジャーと、Twitter等のSNSと区別がつきにくい。
WEBサービスはパソコンから入るか、
各種スマホで使えるサービスはしっかりした知識を持ち合わせていないと、炎上に繋がる可能性が有る。
近年、Twitterで「クソリプ」とばしたり
Youtubeで「失礼なコメント」を書き込む人物も増えてきている
これは管理者が削除しない限り一生WEBに残るし 世界中の人がアクセスしたときには閲覧されてしまう可能性を正しく理解できていないのだろう。
SNSが誰でも見られる場だと理解していない
フォローしている人しか見ていないという勘違いが多い。
Twitterは鍵付き設定にしていなかったり
Facebookは閲覧設定を友達のみにすること。
インスタもフォローしないと見れないなど各種設定を行う必要性がある。
ただしこれでも転載されるとどうしようもなくなる。
ネットの拡散力を認識していない
Twitterは「RT(リツイート)」による拡散力が高い事。注目されると爆発的に拡散する。
インスタグラムでは、新着に表示されたり埋め込み機能も有る為拡散力はそれなりにある。
Facebookも同様。
そこからさらに「各種ブログ」「はてなブック―マーク」「ピンタレス」「tumbler」など色々なサービスに拡散されたり
ローカルPCに保存されればいつ再投稿されるかのリスクも一生のこり続ける。
大抵WEB上の玩具としてネタ画像化するととてもじゃないが削除要請できる数ではなくなる。
例としては syamu(シャム)というニコ生配信者の人物など。
掘り起こされる
他SNSや動画サービスにアップロードしても転載されてTwitterなど外部サーピスにアップロードされると、投稿者本人が削除できなくなる事も
過去に投稿した悪ふざけ動画は他者が見つけて転載されると、
最初にオリジナルのアップロードした本人は気づかないことが多い。
数か月前に投稿した動画などが掘り起こされて、ダウンロードなどして無断転載されて掲載され、
転載先で大きく拡散されて炎上事案になる事も最近では増えてきた。
インターネット上にアップロードすることのリスクを正しく認識できていない事が根本的な問題。
仮に弁護士に依頼して、削除要請代行してもらったり、法的な鉄づき取ったりするには金銭的なハードルがかなり高くつくため現実的ではないのが現実の問題。
※非弁行為行うラーメン屋までいるため眼もあてられない。非弁行為は違法行為ですからね。
弁護士以外に法的な代行業務は行わせてはいけません。
なんちゃって弁護士業務はアウトですから。
マクドナルド店員が配達バイクで暴走する動画
メディアに掲載されること
具体的な氏名などはテレビでは報じられることはないが、バイトの悪ふざけ動画などは社会に与える影響も少なからずある為騒動についてマスメディアもこぞって掲載することが殆どだ。
報道は一時のみですが、日本各地の人たちがお茶の間で知る事となる。
動画だと証拠として揺らぐことが無い物であることからマス媒体も掲載しやすいコンテンツなのだろう。
「バイ先の制服」+「仕事場での悪ふざけ」+「動画」
この要素は炎上率高い。
勤務時の制服着たままで、ネームプレートつけたままで、動画撮影していた人たちもいたので何故問題が明るみにならないと考えたのか?その低能差に驚くばかりだ。
最近の高校生でもバカッター時代よりは制服でアホな事している写真などを無修正でアップロードすることは激減しているのに、アルバイト中の不祥事動画は、色々とアホな面が多く存在する。
アルバイトテロのダメージ
会社側がうけるダメージは前述したが
炎上につながる物をWEB上に投稿した本人のダメージに付いて。
- 企業から求められる物
- 損害賠償請求:裁判結果によって金額には差が出る。
「学生バイトは支払い能力が無いことが殆どだと考えられるため」保護者に請求がいく。
保護者が支払う責任が無くとも道義的に支払う形になるのが一般的な流れ。
過去の事例の賠償請求額などは事例が公開されていないため、実際どの程度になるのかは未知数。
過去のバカッター騒動で裁判までいった事例もその後支払いなどが、どうなったのかは公開されている情報は無い。 - 刑事責任:くら寿司の場合は魚1匹を廃棄していたこと。
まな板などの器具も破棄する対応になったこと。
これは罪として追及される。業務と関係がない不適切な行動である為
未成年者だと、情報が拡散されたことで学校は退学になるだろう。※高校・専門学校・大学は義務教育では無い為。
高卒認定資格を取得して進学しようにも選択肢は激減する。(就職先も同様)
- 氏名・学校名・部活・学年・バイト先の店舗・酷い場合は住所など。
WEBで拡散される事例も少なくない。
大抵本人がWEBで個人情報を元々掲載していたり、知人のタレコミによるものが考えられる。 - 本人の顔写真なども転載されているとインターネット上にほぼ一生残り続ける可能性がのこる。
- 炎上動画(写真)が、ほぼ一生インターネット上に残る
本人がアップロードした物は消したとしても
転載された動画やキャプチャされた画像はほぼ一生WEBに残り続ける可能性が有る。
本人が生きている間が仮に100年と仮定しても、WEBサービスは多々あるため運営している会社が様々であることから一生残り続ける可能性は高い。
※Googleが誕生して20年程度、SNSが普及して15年程度しか歴史がない為、今後のWEBの未来がどうなるのかは未知数。
サービス終了することで掲載先が減るという可能性は有るが残るサービスも未知数であることや拡散数が広がれば無限大に広がり残り続ける。 - 仕事探しも不利になるリスク
就職先を探す際にも、社会人になっても、子供が生まれても
検索されると本人が過去に何を行ったのか、動画や画像が全て知られてしまう可能性が残る
付き合いの人間関係は年齢で変化する物の、社会人になっても過去の悪行が知人にバレル可能性が付きまとう。
自分が子供を作ったとしても検索されると見られるばあいもある。※そもそもまともに結婚できるかどうかの時点でハードルが高いが。
アルバイトテロの問題点
「牛丼チェーン店、回転寿司、カラオケ店、コンビニエンスストア、定食屋」全てに共通していることは食品を扱っていることだ
牛丼チェーン店は食品を扱うお玉
回転寿司は包丁とまな板、ゴミ箱に入れた魚
カラオケ店は唐揚げを地面にこすりつけたこと
コンビニエンスストアはおでん
定食屋は、お盆で下半身隠したりする不衛生。
- スマホを持ち込ませるな。
スマホを勤務中に触っていることが衛生的に危険であること。
動画撮影する暇がある事も問題だしそもそもなぜ持ち込んで働く思考回路が働くのか?ということ
過去に散々バカッター事例があったのに、今なお職場にスマートフォンを持ち込ませて動画撮影が行われているという事が炎上事案を引き起こす要因だろう。 - 安い賃金
そもそも大企業の飲食チェーン店は最低賃金に毛が生えた程度の応募時給でしか募集が行われていない。
こんな状態だと、仕事に従順なアルバイトが集まるはずがないし、
他にも仕事先はあることから現在の職場での仕事が適当なクオリティーになってしまうのだろう。 - 調理師ではない人材
料理のフロではないアルバイトを厨房に入らせて仕事をさせていたり
学生バイトに包丁が使える環境を与えていたことは
完全に企業側も悪いのでは?と思える。 - 食中毒など
今回のバイトテロ騒動みていて、こういうバカな事する輩が食品とりあつかっていると食中毒とかのリスク何倍にも跳ね上がらせてくれそうな気がする。
生魚扱う寿司店ですら起きたので今後の信頼回復は相当困難に思える。
コンビニ店は口にしたもの吐き出すとかこれも致命的に考えられないし
唐揚げを床にこすりつけてフライヤーにいれた輩も悪質度は高い。
炎上は学生アルバイトだけではない
大人でもネットリテラシーが低い人は存在している。
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いい大人や、教員でもインターネットのサービスで問題を起こすことはある。
企業でもWEBを用いたサービスで炎上事案は少なからず起きている。
学生に対してSNSの指導や
子供に対して親がどれほどインターネットの使い方を教育できるのか無理があるようにも感じる。
今後もバイトテロはゼロには、ならないだろうし
バカッター投稿のような炎上事案を止めることはできないだろう。
致命的な問題は発覚しないと問題にはならない事だ。
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